パチンコは「レートが決まっている」大谷翔平の元通訳・水原一平氏の賭博問題について業界の重鎮が言及
大谷翔平選手が所属するロサンゼルス・ドジャースとサンディエゴ・パドレスのメジャーリーグ開幕戦が韓国で行われた翌日、衝撃のニュースが流れた。
ドジャースが、大谷選手の専属通訳を務める水原一平氏を解雇。球団によると、水原氏は違法賭博の疑惑があり、大谷氏の口座から450万ドル(約6億8,000万円)を送金したという。
水原氏はチームメイトの前で「ギャンブル依存症」を告白。後日、大谷氏は会見を開き、自身の関与を否定した。
「定義が難しいし、簡単に使う言葉ではない」
これを受け、ベテランライターヒロシ・ヤング氏は自身のYouTubeチャンネル「ヤングちゃん、寝る」内の人気番組「パチ裏ワイドショー」にて、問題は「ギャンブルってこと」と言及。「ギャンブル依存症はいろいろ定義が難しいし、簡単に使う言葉ではない」と前置きし、「ギャンブル依存症は病気」と断言した。
また、ヤング氏は「世間には自分の中に闇とか悪魔を抱えて、それでも社会的に破綻しないように堪えて生きている人もいる」とし、「人間のややこしさ」について思慮。ただ、「ことギャンブルとなると難しい話になる」とし、「ギャンブルがあるから人がおかしくなるという人もいる」と続けた。
それ故、ヤング氏は今回の報道を耳にした際、「パチンコに矛先が向かないかヒヤッとした」そうだが、現状、そういった風潮は見られない。ヤング氏は「コロナの時の猛烈なバッシングと、それに対して『さすがにちょっと叩きすぎだろう』という客観目線の揺り戻しが入って、落ち着いているのでは」と分析した。
「自分の暮らしがグラつくくらいの金がかからんと燃えない」
日本円にして約6億8,000万円という金額については、「一平さんが5万~10万(円)の博打じゃ満足できないから、そうなっている」と説明。カジノで106億円以上を溶かした大王製紙創業家3代目を例に出し、「やっぱりしびれる金を賭けないと。脳を焼き付くようなヒリヒリ感に瀕しているってことだから、ギャンブル依存症は」「ホントに厄介なのは、自分の暮らしがグラつくくらいの金がかからんと燃えない」と述べた。
「だから、一平さんみたいなお金持ちになったら、パチンコをやっていればいい」。ヤング氏はパチンコ・パチスロ好きの一流プロ野球選手の名を挙げ、「えらい」「『おっ!光った』みたいなのでキャッキャできるわけですから」と評価。「パチンコはレートが決まっている」とし、「1レースに100億(円)とか100円賭けてもどっちでもいいってことじゃない」と公営競技との違いを熱弁した。
ヤング氏曰く、パチンコ・パチスロは「大多数がいい塩梅な距離間で楽しんでいる、お酒と同じようなもの」。「あって良きもの」「これでパチンコ・パチスロを無くそうとは思っていない」としたが、「ギャンブル依存症には誰でも成り得る」「適正な距離で、負けすぎとか使いすぎには注意して、自分の中にいるちっちゃな悪魔や闇と、うまく付き合っていただきたい」とも啓蒙した。
パチンコ業界はかねてより、ギャンブル依存症問題に取り組んでいる。「のめり込み」が原因で生活に様々な問題が生じている方、或いは、そうした問題を抱えているご家族をお持ちの方は全日遊連による電話相談機関「リカバリーサポート・ネットワーク」へ相談していただきたい。
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