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パチンコ売上激減の”暗部”……20兆円産業の行く末、そして未来は

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 7月6日、ダイコク電機はパチンコ業界の実状と今後の動向予測を掲載したバイブル「DK-SIS白書2016」発刊記者発表会を開催。2016年における業態の厳しさを示したとプレイグラフは報じている。

 注目すべきはパチンコ業績の大幅な下落に関する報告だ。4円パチンコの1日あたりの台売上が2万4465円(前年比2694円減)と、格段に悪化している点を指摘。台あたりの時間売上も、450円減の7780円となったようだ。

 パチンコ遊技機の販売(納品)台数がダウンしている現在。その理由は「広告への厳しい規制」や「遊技機価格の高騰」など様々だが、ホール側の新台導入への積極性が薄まっていることは間違いない。代わり映えしないラインナップに、嫌気が差したユーザーは確実に存在する。

 もちろんスペックの低下なども、ユーザー離れに関係しているだろう。さらには1玉1円で遊戯できる「1パチ」など低貸玉営業の広がりが挙げられる。”儲ける”というよりも”遊ぶ”というニーズが、劇的に高まっていることも影響しているはずだ。そのように考えれば、今回の報告にも納得せざるを得ないだろう。

 ただ、4パチの業績低下は止まりそうにもない。今後は、さらなる下落を見せそうな気配である。

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