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パチンコ売上激減の”暗部”……20兆円産業の行く末、そして未来は

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 パチンコ店から「MAX機」が撤去された2017年。これまでとは異なる状況に、戸惑いを隠せないユーザーは多いようだ。短時間で万発を超える出玉の獲得も当然な「MAX機」は、間違いなく近年の主流であった。「強烈な爆発力」を求めて遊技する人間が大半であったことは間違いない。

 多くのユーザーが「出玉感や瞬発力はMAX機に及ばない」と感じている状況。出玉の瞬発力を失うダメージは、想像以上だったという印象だ。遊技人口の減少が不安視されていることも当然だろう。

 さらには7月10日に警察庁が発表した「ギャンブル依存症対策」も影響してくるはずだ。対策の内容は、パチンコの出玉を現行の2/3程度に抑えるというもの。パチンコの標準的な遊技時間(4時間)で獲得できる出玉の上限を、5万円以下に制限する方針を固めている。

 また大当たり確率を変更できる「設定」をパチンコにも導入し、ギャンブル性を今以上に抑えることも考えられているとのこと。大当たりの出玉の上限も、現行の2400個(9600円相当)から1500個(6000円相当)へ引き下げられると発表されている。この規制が成立すれば、パチンコ業績の大幅な下落は避けられないのではないか。

 それだけではない。今回の「ギャンブル依存症対策」では、パチスロについても同様の規制が加わっている。現在でも5.5号機の低迷が如実に示す結果となっているが、さらなる落ち込みは確実だ。業界規模の縮小は確実と言わざるを得ないだろう。

 最盛期には市場規模約30兆円、店舗数約1万8000店を誇ったものの、近年ではギャンブル依存症や高い射幸性の問題によってさまざまな規制がかけられた影響で右肩下がりの傾向が続いているパチンコ関連業界。

 2017年には、店舗数が1万店を割っていることも明らかになった。現在でも20兆を円超える市場規模を誇ると言われているが、かつての勢いを感じることはできない。

 斜陽産業と見られているパチンコ関連業界の消滅を危惧する声も多いが、果たしてどのような未来を迎えるのだろうか。規制が今後も厳しくなる可能性を考慮すれば、厳しいものになると考えざるを得ないが……。

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