【パチンコ羽根モノ】簡単ゴトで荒稼ぎ! ドツキ被害に遭いながらも長く愛され続けた理由は…【ヒット記事プレイバック!】
これまでの人気記事を振り返る連載企画「ヒット記事プレイバック!」。今回ご紹介する記事は、パチンコのゴト行為で有名な“ドツキ”にまつわるエピソードです。読むタイミングを逃してしまった方、もう一度読んでみたい…という方はぜひご覧ください!
※この記事は、2024年1月21日配信記事を再編集したものです。
<目次>
羽根モノと切り離せないのが「古典的なゴト」
『Pポチっと一発!おだてブタ2』の稼働が絶好調のようです。知り合いのホールでも久しぶりに「6万発飛んだ」と喜びの声が聞かれましたが、こういう時じゃないと羽根モノの注目度は低いのでここぞとばかりに羽根モノのネタで攻めたいと思います。
羽根モノと切り離せないのが、「台を押す・引く」「ドツキ」等の古典的なゴトですが、それはアナログ機全般にいえることですよね。とはいえ、実際にはほとんどの機種においてドツキの効果はそれ程でもなく、昭和から現在に至るまでその餌食になった台はホンの一握りです。
それでも何かしら効果があると思われるのか叩く人が絶えないため、最近のアナログ機にはショックセンサーをはじめとする万全のセキュリティ対策が施されています。でも昔の台にはそんな便利なモノはありません。そのため、一旦ドツキ効果が発覚すると監視を続けるか、台自体を撤去するしかなくなるわけです。
過去にドツキで知られる羽根モノも幾つかありますが、あまり知られていない1台について今回は回想してみたいと思います。それが、今はなき西陣の『ニューピンボールP6』です。
その名の通り「ピンボール」がモチーフなのですが、とにかく玉の動きが面白い。V入賞ルートは主に2通りで、フリッパーに弾かれた玉が直にV入賞するパターンと、同じく弾かれた玉が回転体中央の貯留穴に一旦入った後、弾き出されてV入賞するパターン。
ただし、どちらにせよ1チャッカーが鳴いて羽根に拾われた場合は役物内部に玉が到達した時点でフリッパーの動きが終了しているためV入賞は困難な場合が多く、2チャッカーが鳴かないとノーチャンスに近いものがありました。
しかし…すでに動きを止めたフリッパーの上を玉が通過する瞬間にドツくとあら不思議。吸い込まれるかのようにVゾーンに飛び込んでいくんですね。
あのマシンのドツキ効果があまりに強力だったゆえ…
玉の動き的にドツける機会も非常に多く、慣れればタイミングも簡単。しかも、旧要件機でしたが継続率は高めで出玉も多めの部類でしたから、効果は絶大でした。
にもかかわらず、ほぼ同時期にリリースされていた三共『サンダードラゴンGP』のドツキ効果があまりにも強力だったので、すっかりその陰に隠れてしまったんですね。
おまけに情報もあまり出回らなかったせいかやりたい放題。サンダーが警戒されまくっているのを横目にノーマークだったピンボールで荒稼ぎしていた知り合いを何人も知っています。
時給にして3000~ 4000発ほど。人気台で設置店も多かったですからね。当時は40玉交換が主流でしたが、目立たぬよう店を変えながら立ち回っても日当3~ 5万円は堅かったでしょう。
あまりにもドツキ効果が有名になり、早々に撤去されていった『サンダードラゴン』とは対照的に、息長く設置され続けた『ニューピンボール』。ドツキ云々は抜きにしても本当に完成度が高く楽しい1台でした。
まさに羽根モノで一時代を築き上げた西陣が誇る名機。それだけにYouTube等にも実に多くの動画がアップされておりますので、気になる方はご覧になってみて下さい。
■YouTube動画
ニューピンボールP-6(西陣・ソフィア)【役物中心】 [羽根物]
冒頭でも触れた『おだてブタ2』ですが、まだ設置店も少なく打ちには行けていません。たとえ一瞬でも大好きな羽根モノが注目されて盛り上がるのはファンとして嬉しいもの。ホールにはしっかりと貢献してもらい、ユーザーにも長く楽しんでほしいですね。