【パチンコ店】グランドオープンなのに「出玉で集客する時代は終わった」創業社長の仰天発言に一同絶句…
過去にもパチンコホールにおける遊技台設置時のエピソードをお伝えさせていただきましたが、今回は1000台超え大型店での「忘れられないひとこと」についてのお話です。
現在P-WORLDに掲載されている店舗数は6183店舗(6月28日時点)。ここ最近はスゴい勢いで閉業していますのでそろそろ6000店舗を割りそうですが、1000台超えの超大型店に関しては400店舗以上&増加傾向にあるようです。
最近は新規オープンした1000台の大型店にも何度か足を運びましたが、6月は1度も行っていません。もう全く出ませんし昔ながらの小中規模の店が落ち着くんですよ。それこそパチンコ覚えたての大昔は200台前後のホールしか周りになかったですしね。
過去に仕事で台の設置に行った店の中には1000台超えのホールも何軒かありましたが、隣県の1200台のホールに初めて行った時は衝撃的でした。地元には1000台ホールがなかったもので。
設置台数も多いですし1機種あたりの台数もそれまでと比べたら半端ありません。確か4号機『押忍!番長』の増台だったかな。再販に再販を重ね最終的に25万台くらい販売されたとされるあの初代番長ですから。
すでに数十台が設置されていたところに更になる増台とあって「なんじゃそりゃー!」という印象でしたもん。それで総設置台数に限ったことではないのですが、ホールの対応によって仕事の進み具合はかなり異なります。
「出玉で集客する時代は終わった! うちの設備は最新で日本一!」
店によってはスタッフをサポートに付けてくれる場合もありますし、逆に全くもって放ったらかしという店も。この1200台の店は仕事がやりやすいお店でしたが、別のある1000台クラスの店での社長のひとことがいまだに忘れられないんですよ。
ここが色々と難儀な店でして何かにつけて手間だらけ。典型的な業者を軽く見ていたような法人で評判は悪かったですよ。そこはグランドオープンを控えた新店だったのですが、ほぼ全ての開店準備と検査も終わり、オープン初日を迎える数日前のことでした。
新店に関わった全ての業者を招待したお披露目会のような集まりがあったのですが、それとは別に遊技機や設備の関係者の数十人だけが呼ばれた日があったのです。そこで創業社長自らが発した言葉に一同は驚愕しました。
それが「うちは一切出さない! 玉もメダルも全く出さない! 出玉で集客する時代は終わった! うちの設備は最新で日本一でどこにも負けない!」という発言だったんですよ。
これには絶句…というよりも失笑とでもいいましょうか。もちろん表情に出すわけではありませんが、シラけたというか非常に微妙な空気が漂っていたことは否めませんでしたね。それを言葉にするのか、といった感じで。
トップが舵取りをしくじると悲惨
それ自体はその社長の考えなのでご自由なのですが、口にするのは流石に違うだろうと思ったものです。僕ら遊技機業者間同士は互いにライバルでありながら情報交換したりもする戦友のようなもの。
お茶を飲んだり会食することもあるのですが、しばらくはどの面子が顔を合わせてもその話題で持ちきりでしたからね。確かに出玉が全てだとも思いませんが、出玉なくして集客するのは普通に考えて非常に困難なはず。
そりゃもうグランドオープン数日後からは散々でしたよ。1000台クラスの店でガラガラというのは見るに耐えないものがあります。トップが舵取りをしくじると悲惨です。
その店の現在ですか? 特定されるとよろしくないので秘密ですが、発言には気をつけたいものです。ましてや創業社長の発言ですからね。業者同様に社員従業員も複雑というか思うところがあったのではないでしょうか。
皆さんのホールは出玉いっぱい出して下さいね! それではまた!