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【パチンコ店】常識外れの「スパイ行為」で店長ブチギレ!? 競合店同士で起きた悲しいトラブル

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パチンコ店イメージ
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<目次>

 数年前から続く某パチンコホール法人と某有名パチンコ系YouTuberの係争は一体いつまで続くんでしょうか。たまたま見たまとめサイトで知ったのですが、まだ続いていたことに驚きました。

 そのP法人を直接知るわけではありませんし、YouTubeチャンネル等は巻き込まれている方も含めて全く興味がなく、視聴したこともありませんので正直どうでも良いのですが、個人的には不毛な争いとしか思えません。

 なんせ平和主義者の私はとにかく争いごとが嫌いなんです。しかしいつの時代も争いは絶えないもの。些細な諍いから国家同士の戦争まで…悲しいことですが、それこそが人類の歴史なのでしょうか。

「頭取り」を巡るパチンコ店のトラブル

 そこで今回は過去にP店同士で起こった争いの記憶を掘り起こしてみました。時代的には20数年前くらいですかね。仕事で出入りしていたパチンコ店法人の1店舗が地域一番店(以下A店)だったのですが、総台数は確か350台ほどでした。

 その近くに500台クラスのホール(以下B店)が新規オープンしたのですが、そこで問題となったのが、他店の調査(通称:頭取り)です。頭取りって初めての時は店舗管理者などに挨拶をして了承を得て行うのが当り前ですし、常識的にも当然だと思うのですが、B店はA店の統計を無断で行っていたのです。

 頭取りを行っているホールは大抵お互いの店を行き来して行っているので、新店であろうと競合店であろうとキチンと筋を通せば断るホールは少ないと思うんですよ。新店がエリアの他店に「頭取りさせてください、宜しくお願い致します」と挨拶すればそれまでのこと。

「んじゃウチもそちらに頭取り行くからヨロシクね」くらいのことです。にもかかわらず、無断で出入りし、かつ態度まで悪かったというんですからそりゃA店も怒るというもんでしょう。それで当然の如くB店スタッフは出入り禁止に。

 最近ではエリアの競合店同士が合同で清掃したりだとか、共同イベントを打ち出したりだとか共存・共栄・共闘のようなお話も聞きますが、当時はそんな仲間意識のようなものは一切なかった時代でした。

まるでスパイのように…とうとう店長もブチ切れ

 A店とB店の関係は一気に険悪なものになってしまったのです。とはいえB店は出入禁止なのでそこで話が終わりそうなもんですが、そこでさらなる事件が起こったのです。

 なんとB店はスタッフに私服を着させ、その後もまるでスパイのようにA店に頭取りに行かせていたことが発覚。当然ですがA店B店の両方に行く客なんていくらでもいますからね。あれはB店の従業員だよとチクリが入ったのです。

 さすがにそれにはA店の店長もブチ切れ。その私服スタッフを捕まえてB店に乗り込んで行ったのです。その時に何がどうなったかは具体的に書けませんが、最終的にオーナー同士にまで話が上がり、お互いに統計はもちろん客として遊技するのも禁止になったようです。

 一切干渉し合わないということで決着というか終結。両店に出入りしていた私はコトの一部始終を知っていますが、この場合だと悪いのは明らかにB店でしょう。無断で頭取りするなんてさすがに常識がなさすぎです。

 まぁ、パチンコ店といえばクレームや争いネタはいくらでもあるのでまた別の機会に他のエピソードもお届けしたいと思いますが、個人的に1番寂しいのはこのA店もB店もすでに閉業して存在しないということ。B店も頑張って地域一番店に上り詰めた時期もあったのですけどね。かつてトップを争っていたホールが両方とも存在しないというんですから、本当に厳しい時代になったものです。 

 といったわけで、悲しいオチになってしまった今回のお話。みんなできることなら争いはヤメて平和に生きていきましょうね!

電撃しらっち

電撃しらっち

業界歴30年。遊技機販売業など様々な業種を経験し、現在はライターとしての活動にも力を入れている。レトロパチンコ・パチスロの実戦記事や業界関係者への取材記事、羽根モノや一発台を特集するなどオールドファンにも響く内容も積極的に作成している。

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