「松本バッチ×フェアリン」揃って来店で話題！ ただパチンコ「もうけ5万円」規制誕生でイベント全面禁止へ？

　愛知県で風俗営業等の規制など、法律施行条例の一部が改正。パチンコ店のホームページやメールなどを使用した射幸心を煽る行為を規制の対象とした。10月1日施行と発表されている。愛知県のパチンコ店を取り巻く状況は、大きく変わりそうな気配だ。

　すでに東京都など一部地域には「特定の日を想起させる可能性」を秘めたイベントに関する規制が存在する。その中の代表として挙げられるのは、パチンコ店主催による「有名人来店イベント」告知の禁止だろう。

　年々強化されている規制によって、パチンコ店は厳しい営業を強いられている。そのような状況で生まれた「有名人来店イベント」告知の禁止は、多くのパチンコ店に痛手を与えたようだ。もちろん全国的に禁止されたわけではないため、現在でも精力的にイベントを開催している地区は存在する。

　この夏も中部や九州など、さまざまな地区で開催。その中でも話題になっているのは、人気ライターが続々と取材に訪れている北海道だ。7月も木村魚拓や沖ヒカルなど、超人気ライターの来店は大きく取り上げられていた。

　8月もビッグネームの来店が発表。特に注目されているのは、8月11日の北海道のベガスベガス札幌店のイベントだ。6月に電撃結婚を発表した、超人気ライター松本バッチとフェアリンが夫婦で来店。同社ホームページ上では、2人の来店が宣伝されている。「夫婦揃っての来店は今回が最後です!?」と紹介されていることもあり、ファンの間では大きな話題になっているようだ。

　規制によって大々的な「出玉イベント」告知が禁止された影響で、開催は以前より盛んになっている「有名人来店イベント」。パチンコ店にとって、圧倒的な効果が見込める集客手段であることは間違いない。ただ、そんな「有名人来店イベント」の消滅は近いとの声が上がっている。全国的に規制されるのも「時間の問題」と言われているのだ。

「先日発表された出玉規制によって、業界は大きく変わることになります。パチンコやパチスロに関する規制は、さらに厳しくなるでしょうね。だからこそ『有名人来店イベントは消滅する』という意見が上がっているんです。仮に告知の禁止というだけであっても、大きな影響を与えるはずですよ。

　広告が出せなければ必然的に集客は減ります。これまでのような集客が見込めないのであれば、開催回数を減らすことも考えられますよね。効果が見込めないのに、芸能人なら50万円以上、ライターでも20万円以上とも言われているギャラも払えないでしょう。結果として、開催するホールは激減してしまうはずです」（パチンコライター）

　出玉を現行の3分の2までに抑え、標準的な遊技時間（4時間）で獲得できる出玉の上限を”5万円以下”に制限する規制が発表されたパチンコ業界。今後も、さまざまな規制が生まれると考えることは自然だ。規制の流れが、激化することは間違いないだろう。

　いずれにせよ今回の規制によって、業界に変化が求められていることは論じるまでもない。パチンコやパチスロの、引退を考えるファンも出ている状況。ファンの心を掴むために「何ができるか」という問題へ、真剣に向き合う機会が訪れているとも言えそうだ。