パチンコ「設定」搭載は実現しない? 期待が膨らむ設定搭載パチンコが抱える「問題」とは

10月11日、東京都遊協青年部会は第30回「フォーラム110」を開催。遊技機メーカー3社(京楽産業、サミー、藤商事)の開発責任者を招き、規則改正後の展望について議論を行ったと「遊技日本」は報じている。
今回の規制は、出玉性能の抑制が最大の特徴だ。出玉を現行の3分の2までに抑え、標準的な遊技時間(4時間)で獲得できる出玉の上限は”5万円以下”に制限。もうけの上限を引き下げ「負けを取り戻そう」という思いの抑制が狙いだ。
出玉規制は格段に強化されたと言えるだろう。特にパチスロは『ジャグラー』のようなノーマルタイプ機の出玉性能にも影響を与える厳しい内容となっている。実際に同会でも、パチスロに対しては悲観的な意見が上がっていた。
その一方、パチンコに対しては前向きな意見も出ていた様子。最大のポイントである「6段階の設定搭載」に対し、ポジティブな意見が目立っている。設定推測要素などをゲーム性に盛り込むことで、新たなファン層の獲得など活性化に繋がる可能性を感じているようだ。
しかし、問題点も確実に存在している。試験機関・保安通信協会(保通協)型式試験に、莫大な時間が掛かる事で生まれる「懸念材料」を問題視する声が目立っているのだ。
「試験に関する規則は細かく決められており、1つの項目だけでも相当な時間が掛かるにも関わらず複数あるようです。つまり1設定をクリアするだけでも、多大な時間が必要になるということです。仮に6段階設定機能を搭載した機種を持ち込めば、その全ての設定を検査しなければなりません。『そんな時間をメーカーが掛けるか?』という疑問が湧きますね。
現在のパチンコは短期スパンで新機種、同じ機種でスペック違いを出すというのが主流です。今後もこれまで通りの開発販売を考えているのなら、6段階設定を搭載した機種を開発しないのではないでしょうか。搭載する段階設定の数だけ時間が掛かるので、新機種の開発や発売のスピードに影響が出てしまうでしょうからね」(パチンコライター)
大当たり確率を6段階に設定し出玉管理することで、ギャンブル性を抑えることが目的の設定導入。ただ、この決定に希望を持っているユーザー・業界関係者は多い。それはパチスロのような「高設定ほど当たりやすい」という設定要素が加わることで、新しいゲーム性の開拓やパチスロユーザーの取り込みも見込めるからである。
しかし、1機種の開発に掛かる時間と労力が「段階設定の数だけ増える」という点を敬遠することも自然なのかもしれない。もちろん1つも開発されないということはないだろうが、「2・3段階が限界では?」との意見こそ現実味があるのかもしれない。
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