パチンコ屋「雪の日は勝てる」本当？ 確信できるケースも存在……古くより存在する「都市伝説」へ迫る！

　今シーズン最強寒波の影響で、22日に関東甲信地方へ大雪警報が発表。大雪や路面の凍結による交通障害などに、警戒・注意が必要な状態になっています。

　このような天候になると、必ずと言っていいほどパチンコユーザーの間で話題になるのが「雪の日は勝てる」という噂。誰もが1度は耳にしたことがあるでしょう。

　雪の降らない地域での積雪や台風など、パチンコ店にとって集客数が下がる日は「大変な思いをして来店してくれたお客さんには出す」「来てもらうために設定を使ってくれる」と期待するユーザーが昔から存在します。

　果たして本当なのでしょうか？ パチンコ界に古くから伝わる都市伝説へ迫ってみたいと思います。

店にメリットなし!? 過度な期待は危険！

「もちろん雪や台風の日にお店に行くのは大変です。そこまでして来店してくれた客に感謝の気持ちはあるでしょう。しかし、その苦労が店側の”出す”という決断に繋がるとは思えないですね。

雪がめったに降らない地域での大雪や、台風は間違いなく集客数を下げます。当然ながら利益も下がるわけですから、店側が『還元する余裕はない』と考えるのが自然ではないでしょうか。

来店している人が少ない状態で還元しても、出玉アピールになりません。店舗によっては大出血まではいかなくともサービスしてくれるところもあるかもしれませんが、過度な期待を抱くのは危険だと思います」（パチンコライター）

「勝てる日」と確信できるケースも存在!?

「基本的には雪だから、台風だからという理由でホールへ向かうことはないね。通常営業日は、そのような状況だろうと変わらないと考えるようにしている。でも、『勝てる日』と言える要素がないわけではない。旧イベントなど”根拠”が強い日に被った場合は、チャンスだと思っているよ。

そのような天候であれば、誰だって家から出るのが憂鬱になる。交通安全上のリスクなども高いから、必然的に来場者は減るよね。それは当時にライバルが減るということ。その時点で勝つ確率は間違いなく上がる。この条件であれば『勝てる日』と言えるかもしれない」（パチスロ関係者）

来店に歓喜も「特別営業」の実施はなし!?

「雪に限らず雨の日など足元が悪い中、来店してくださったことには感謝の気持ちがあります。しかし、私の店では予定を変更して設定を入れるなどの行動に出ることはないです。

暖かいおしぼりを入口でお渡しするなど、接客として特別なサービスを行うことはありますけどね。地域・ホールによって考え方が違うので一概には言えませんが、予定通りの営業を行うところが多いのではないでしょうか」（パチンコホール店長）

　パチンコ店にとって集客数が下がる日だからといって、確実に特別な”恩恵”が用意されるとは言えないのかもしれません。

「根拠の強い日と被った」など”狙う価値のある”シュチュエーションもあるようですが、ホールに足を運ばれる際は天候などに十分に注意していただきたいと思います。
（文＝編集部）