パチンコ「一撃80万円」超絶”爆裂機”が招く最悪のシナリオ…… 業界脅かす「出玉規制」がトドメを刺す?
今月7日にデビューを飾った、今話題の1発台『CR RAIZINMAN』(A-gon)。3段階クルーンで話題を呼んだ『CR天龍∞』(マルホン工業)の仕様に、連チャン性能を兼ね備えた『RAIZINMAN』が今、パチンコホールを鉄火場にしている。
大当たり時の出玉が全て2025個で時短突入率51%と獲得出玉偏向型の「2000×α」と、獲得出玉1215個で時短突入率65%と時短を重視した「1200×α」の2種類のスペックで登場した本機。
大量出玉を生み出す時短「雷神チャンス」は最大5回のチャンスゾーンだ。この間に再びV入賞されることで、連チャンする仕組みとなっている。また貯めたパチンコ玉を一気に放出する「貯玉機能」により、イレギュラーな玉な動きを実現。『天龍∞』では味わえない興奮を体験できるゲーム性だ。
そんな本機は、導入初日から想像を超えた出玉性能を発揮している模様。その性能の高さは、他機種では足元にも及ばない領域まで達しているようだ。
「実際に遊技したユーザーからの反響は大きく、ホールによっては大量のドル箱が積み上げられているとの報告が相次いでいます。獲得出玉が『10万発』を超えたとの情報も飛び交い、なかにはその倍にあたる『20万発』近い出玉を叩き出した人もいるとか。
近年稀に見る爆裂台ですよね。まさにホールは”鉄火場”状態のようですよ」(記者)
確かに、爆発力は現行機NO.1であることは間違いないなさそうだが、ホールのモチベーション次第で出玉性能が大きく変化することは言うまでもない。特に『RAIZINMAN』のような1発台は、ステージ性能や役物入賞率に大きく関わる「傾斜角度」によって勝率は大幅に異なってくる。
とはいえ、ホールの大半を占める『北斗』『牙狼』といった「デジパチ機」では、到底太刀打ちできない出玉性能であることは事実だ。トレンドになりつつある「1発台」のさらなる発展に期待できそうだが……。
「10万発超えの報告が相次ぐ『RAIZINMAN』の射幸性の高さが問題視されていますね。冷静なユーザーからは『さすがにやりすぎ』『規制待ったなし』と”1発台”を危惧する声は多いです。
さらに、今月2月から開始された『新規則』により、釘調整ができない『管理式遊技機』の導入が認められました。傾斜角度がものを言う『一発台』とはいえ、機械に及ぼす影響は強い。獲得出玉への規制は免れないかもしれません……」(同)
2016年に販売された『CR 天下一閃』(Daiichi)のヒットを機に、続々と注目機種が登場する「1発台」。確変継続率「65%以下」や大当たり確率「1/319以上」といった規制対象にならないからこそ、重宝されるべきスペックだが……。
現在ホールを鉄火場にする「1発台」の”暴れっぷり”を見る限り、いつメスが入ってもおかしくはない。
(文=編集部)
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