「設定付き」パチンコ「問題」と「可能性」へ迫る！……【パチンコ新規則機・メタ斬り座談会】

　新規則「設定付き」パチンコが、ついにホールへ登場。20日にデビューする『Pフィーバー革命機ヴァルヴレイヴW』（SANKYO）は、実現が難しいと言われていた「6段階設定」マシン。設定の優位性 を出したスペックは、早い段階より話題になっていました。

　今後も続々とリリースされるパチンコ新規則機。「設定付き甘デジ」「悶絶クルーン」など、ファンとしては見逃せない情報が満載です。果たして新規則機は、新たな魅力を提供できるのでしょうか。

　パチンコをこよなく愛するライター・パチンコ開発出身者・編集者の3名が「素性を公開しない」という条件でホンネを暴露！……【パチンコ新規則機・メタ斬り座談会】スタート!!

「設定付き」パチンコ「問題」と「可能性」……「甘デジ分野」も大きく進化？

「ライターA」：ようやく「設定付き」パチンコが打てますね。20日よりSANKYOさんの『Pフィーバー革命機ヴァルヴレイヴW』、高尾さんの『P学園黙示録 HIGH SCHOOL OF THE DEAD 毒島Ver.』『P弾球黙示録カイジ HIGH&LOW ざわっ…Ver.』がホールへ導入予定です。

「開発K」：やはり注目したいのは設定差ですよね。『ヴァルヴレイヴ』は、大当り確率が1／159.8（1／50）～1／119.2（1／37.2）という仕様。設定6は別格で出玉率は驚異の120％越えのようですよ。

「編集B」：それは是非とも打ってみたいけど……設定6に巡り合える可能性はどれくらいになるのかな？ 等価交換の地域は低設定をメインで使いそうだし、何よりも設定付きパチンコを『まだ様子見』と考えている人間は多いよ。

そこまで大量導入をするホールは少ないと思う。バラエティに設置されるのであれば、設定6が使われない可能性は高いよね。パチスロと同じように設定が使われずに、客が離れていくという”負の連鎖”が生まれてしまうんじゃないかな。

「ライターA」：その可能性はありますが……パチンコの性能的に、パチスロの設定6を使った時のような赤字をホールが背負うことはないような気がします。そう考えて、新規則機を盛り上げるために設定6を使ってくれる可能性はあるかもしれません。

「開発K」：パチスロの設定6を使った時ほどのダメージはなく、高設定を使っているアピール度は高い。店の宣伝という意味で、設定6を使うメリットは大きいのかもしれませんね。

もちろん毎日のように使うのは難しいでしょうけど。しかし、新台導入日やユーザーの間で”強い”と認識される日などには、積極的に設定6を入れるということは十分に考えられますよ。

「編集B」：そう考えると同日に出る『HIGH SCHOOL OF THE DEAD』は扱いが難しいのかな？ こちらは3段階設定だけど、最高設定と最低設定に『ヴァルヴレイヴ』ほどの差はない。アピールに繋がりにくい以上、低設定を使わざるを得ないかも。

「ライターA」：逆に『カイジ』は同じ3段階設定ですが、大当たり確率は最低設定が1／199.9、最高設定が1／99.9と2倍以上の差が付いています。設定の高低はすぐに判断できると思うので、効果的なアピールはできそうです。

いずれにせよ、この第1弾への反応は今後へ大きく影響しそうですね。仮に設定パチンコの魅力を伝えられれば、遅れてリリースされる新規則機への反応は良い感じになるでしょうから。

「開発K」：魅力的な機種が続々と出ますからね。9月になれば『PA ミルキーバー』(ニューギン)が登場します。「3段階」「6段階」の2種類のスペックが用意されていますが、設定を上手く活かした仕上がりと高い評価を得ています。

「ライターA」：男性の心を刺激するSANKYOさんの『フィーバーR-18』も注目です。6段階で最高設定は高い初当り確率となっています。何よりも全体的に遊びやすい仕様になっていますからね。気軽に『R-18』の世界を堪能できるという時点で楽しみですよ。

「編集B」：藤商事さんの看板コンテンツ『地獄少女』は、6段階設定の甘デジスペックで登場。その後も『FAIRY TAIL』『喰霊』がリリースされると言われている。どれも人気機種だから話題になるのは当然だ。

「開発K」：高尾さんの『カイジ』の最新作と思われる『P沼A』も期待は高いですね。原作でも圧倒的人気を誇る『クルーンパチンコ沼』を、リアルに再現していると言われています。”沼”の至福と恐怖を味わえそうな仕様に、興奮するファンが続出していますよ。

さらに設定も搭載されているようですからね。反響は相当大きいと思いますよ。”沼”の仕様で、どのように設定を活かすのか。考えるだけでワクワクします。

「編集B」：このラインナップを聞いただけで楽しみだ。果たして設定付きパチンコは、新たな楽しみを提案してくれるのだろうか。まずは20日から導入される新規則機たちへの反応に注目だね。

（文＝編集部）