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パチスロ『ジャグラー』に関する悲しい事件…「重大なミス」を犯した役職の末路とは!?

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 全パチスロ5号機の撤去期日が刻一刻と迫っており、その中にはホールの主力である『ジャグラー』も当然含まれている。

 今回の話に出てくるのは、そんな『ジャグラー』の中でも屈指の人気を誇っていた『マイジャグラーⅡ』だ。

 当時、マイジャグⅡは零細店の自店においても抜群の高稼働を誇っていた。ジャグラー全32台中6台の設置で、当然の如く非常に大事な機種でもあったのだが…。

 2016年7月に「事件」は起こってしまう。

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 事件を起こしてしまったのは、当時のパチスロ責任者。彼は「管理する」という意味では優秀で、ミスというミスも少なく他スタッフからの信望も厚かった(※ちなみに私は系列店店長)。

 そんなパチスロ責任者だった主任が、重大なミスを犯してしまう。何と「認定の申請」を忘れてしまったのだ。

 これには上司も大激怒。主任と店長が激しい叱咤を受けることに。確かに許されるミスではないし『うっかり…』では済まされないだろう。きっちり認定申請を行っていれば更に3年、2019年7月までは設置可能だったのである。

 当時5機種ほど設置していたジャグラーの中でも、平均IN枚数が一番高かったマイジャグⅡ。それだけに、これは痛いなんてものじゃないのも確かであった。マイジャグⅡ6台が、1ヶ月に稼ぎ出してくれる売上、粗利が36か月分丸々計算できないのだから…本当に大打撃なのだ。

 多少稼働は落ちていくかもしれないが、設置していれば3年間ほぼ遜色ない数字が計算できたのは間違いない。それくらい自店でも人気の機種だったのだ。

 もっといえばジャグラーの新機種がリリースされても、『大人の事情』で簡単には導入できない自店だっただけに3倍増しくらいのダメージである。実際に『マイジャグラーⅢ』の導入も叶わなかったのだ。

パチスロ『ジャグラー』に関する悲しい事件…「重大なミス」を犯した役職の末路とは!?の画像2

 それにしても、それまでの『みんなのジャグラー』や『ジャグラーガールズ』もきちんと認定申請していたのに、何故その時だけ忘れてしまったのだろうか。人間だから「ミスや忘れること」もあるだろうが、余りにも痛いミスだったのだが…。

 酷いのはここからだ。

 当然然るべき処置は受けるべきかも知れないが、その主任は上司と顔を合わすたびにそのマイジャグⅡの話を持ち出されていたようである。その影響があったのだろう。数ヶ月後には体重も大きく減ってしまったのだ。

 精神的なものだとは思うが大きく体調を崩し、結局はそのまま退職してしまったのである。

 結果として、3人分くらいの働きをしていた主任の穴は大きかった。どうであれ会社は、重要な戦力を失ったのだ。大きなミスであったのは間違いないが、ただでさえ人材を確保するのが難しいご時世だけに厳しい状況になってしまったのである。

 それにしても、なぜ主任だけが責められ続けられたのか。店長に矛先が向かなかったのかも、今となってはわからないのだが…。私自身も、主任を救うことができなかったことを今でも悔やんでいる。

(文=オーハナB)
<著者プロフィール>
元ホール店員、店長経験者。パチンコ店の裏側で起きた出来事や、人間関係を題材にしたコラムを担当している。過去に話題になった業界ネタなど、時代背景を感じる記事も作成中。自身の思い入れのあるシリーズの動向にも熱い視線を注ぐ。

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