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パチスロ「ボーナス1G連の元祖」!? 「永久チェリー抜き攻略法」も発覚した老舗メーカー「1号機」【名機列伝~ワンダーセブン編~】

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 高砂電器産業。2011年にコナミの完全子会社となり、紆余曲折を経て今はコナミアミューズメントとしてパチスロ機を製造しているが、オールドファンはご存じの通り、かつては関西の老舗メーカーとして業界を牽引していた。

  同社初のパチスロは「アップライト型マシン」の『スーパーセブン』。下パネルには同社のイメージキャラであった「condor(コンドル)」のロゴが記され、『ニュースーパーセブン』『スーパースター』と以降の同社アップライト型マシンには全てこのロゴが使われていた。

 アップライト型マシンに続いて登場したのが箱型マシン『セブンターゲット』。ゴージャスな木目筐体はセキュリティの高さでも知られ、1.5号機の『ワンダーセブンⅡ』まで長きに渡って使用された。

 1985年の新風営法施行に伴ってパチスロが「1号機」へと移行すると、同社は『ワンダーセブン』をリリース。西日本を中心に大ヒットを記録した。

 本機のボーナス抽選システムは独特で、特定の吸い込みゲーム数に到達すれば高確率でボーナスが抽選される一方、それ以外のゲーム数ではボーナスが一切成立しない仕組み。

 現在のボーナスタイプマシンと異なり毎ゲームの完全確率抽選ではなく、設定1:ビッグ420分の1・REG420分の1~設定6:ビッグ227.6分の1・REG227.6分の1の公表スペックは「全ゲームをトータルした平均値」である。

 吸い込みゲーム数は設定変更時のみリセットされ、ボーナス中も吸い込み及びボーナス抽選が行われる点も大きな特徴のひとつ。ここでボーナスに当選すれば、当時では珍しいボーナスの「1G連」が発生した。

 また、本機には「ビッグ成立時にチェリーを目押し(右リールに7絵柄を避ける)」→「次ゲームから空回し」をすればチェリーが揃い続けるという、制御上のミスを突いた「永久チェリー抜き攻略法」が存在。

 これは週刊誌等でも取り上げられるほどのネタで、同社は攻略法対策として『ワンダーセブンZ』を発売した。

 ちなみに、今や北電子と共に完全告知マシンの二大巨頭として名を馳せるパイオニアの1号機『フォーチュンワン』は、『ワンダーセブン』の兄弟機。細かい数値に若干の違いはあれど抽選システムは同じで、同攻略法の発覚後は『フォーチュンワンZ』に入れ替えた。

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