【パチスロ特別企画】「スロプロ」から学ぶコロナ禍での立ち回り術【前編】
ひとりのスロプロがいる。首都圏内某県を拠点とする30歳独身の男性。かれこれ、この生活を7年ほど続けているという。
スロプロ。その名の通り、パチスロの収支で生計を立てる者である。爆裂4号機時代には年収1千万以上の猛者も多くいたが、5号機への移行と共にスロプロは減少の一途。6号機へのシフトチェンジはさらなる痛手とも言われているが、彼は卓越した立ち回りで安定の収支を叩き出している。
当サイトでは、そんな彼にコロナ禍での現状を質問した。読者諸氏の、休業自粛明け後の立ち回りに役立てていただけたら幸いである。
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4月7日、政府が緊急事態宣言を発令すると、翌日から大半のパチンコホールが営業を自粛した。当然、それは彼にも大きな影響を及ぼし、自宅待機を余儀なくされた。
「去年は年収840万。今年は3月までで280万のプラスでした。順調なペースでしたけど、パチンコホールの自粛期間中はずっと家にいて、部屋の掃除なんかをしてました」
昨年は大都技研の『HEY!鏡』や『Re:ゼロから始める異世界生活』などの6号機、ジャグラーシリーズをはじめとするボーナスタイプの高設定狙いがメイン。インターネットや自らの足でデータを収集し、推定高設定が投入されているパチンコホールを、県外を含めてピックアップ、その高設定が「入る日」を特定して攻めるといったスタイルだ。ちなみに、彼はいつも1人での行動。いわゆる「軍団」と呼ばれるグループには属していない。
「高設定が入りそうだからといって、どの店でも行くわけではありません。たとえば並びがキツかったりとか、同業者ばかりだったりとか、そういうライバルが多い状況でしたら、高設定に座れる確率は下がりますからね。客付きや客層を含めて、自分が高設定を打てる確率が高い店を選びます」
このほか、「狙い台を絞り込める」点も重要とのこと。そのためには日々、膨大なデータを穴が開くほどに見比べてクセを見抜いているのだそうだ。そんな彼は、休業自粛中に営業を続けたパチンコホールについても言及した。
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