パチスロライターも驚愕の「意外な弊害」!?【濱マモルの のほほんコラムVOl.59~オンラインゲーム~】
コロナ禍の影響もあり、息子はゲームに興じる時間が増えている。
ちゃらんぽらんな自分を棚に上げて偉そうなことはいえないが、一応、ゲームの制限時間は設定している。ただ、友人らとゲームをやる際は無制限。みんなで家に集まってワイワイ楽しんでいるのに時間切れで強制終了は無粋だろうと考えたのだが、盲点というか悪知恵というか、息子はオンラインで友人と遊びまくっているのである。
現在、息子がハマっているフォートナイトという世界規模で人気のゲームは、このゲーム上で友人になれば両者で協力しながら楽しめるとのこと。
もちろん、実社会での友人でなければ申請及び認証は認めていないが、息子は小学校の友人のみならずスイミングスクールの友人、アタシの友達の子供などともいつの間にやら仲良くなっていることから、常に誰かしらの友人と遊べる状況下なのである。
正直、友人らとゲームをやる際は無制限…との設定は解除したいが、男に二言はない。イラつく嫁さんをなだめつつ、「ほどほどにしなよ」と声をかける日々である。
進化したなぁ。ファミコンとは比べ物にならない画面の動きに酔いそうになりながらも息子と友人らのトークを交えてのプレイを眺めていると、LINEで友人らと連絡を取りながら立ち回っていることと同じだなぁなんて思ったりもする。
近所のホールの特定日。いちいち昼休憩のタイミングで個々に声を掛け合うのは面倒だからと共通LINEを作成したところ、これがなかなか便利であり、「○○番台の番長3で『金閣寺』が出ましたよ」とか。
「4以上確定の○○番台が空きそうですよ」とかの連絡が逐一入る。まぁアタシは基本、ハナハナコーナーから移動しないためにそこまでの恩恵はないのだが、近くで一緒に打っている感じもあり、結構、楽しいものである。
以前、パチスロ必勝ガイド増刊号の企画で、同様にLINEを活用してのノリ打ち企画に参加させていただいたことがあった。11人でトータルプラスを目指すといった内容で、昨年に発売したものであるから詳細を述べると、トータル収支はプラス14万円超。恥ずかしながらアタシの戦績はたったのプラス1枚であったが、「そりゃあ軍団が成り立つよなぁ」と納得したものであった。
「おとーちゃん。いいものあげるよ」
過去の実戦をぼんやり思い出していると、いきなり6歳の娘が鼻元に拳を持ってきた。手を広げると、ふんわりと香り立つ異臭。「くせーな。何すんだよー」「へへへー」。娘はにぎりっぺをしたようで、2人してケタケタと大笑いしていたら、息子から「うるさい!静かにしてよ」と一喝。一連のやり取りが、全てマイクに拾われて友人に聞かれてしまったようでした。
バカ家族が電波を通じて筒抜け。便利と思いきや、意外な弊害もあるもんですね。
(文=濱マモル)