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パチスロ「チューンナップ」で人気機種へ!「三大攻略法」も発覚したエーアイの2号機【名機列伝~サファリラリー編~】

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 世界では西ドイツと東ドイツが再統一し、日本では任天堂がスーパーファミコンを発売した1990年。各メーカーが新基準の3号機をリリースする中、最後の2号機としてエーアイの『サファリラリー』が登場した。

 本機はビッグとREG、フルーツの集中で出玉を増やす仕様。ハンドルやヘルメットなど、機種名にちなんだ独創的な絵柄でデビュー当初こそ注目を集めたものの、REG偏向の穏やかな出玉性能は当時のファンにはあまり受け入れられずにマイナー機種的な存在であった。

 だがデビューから1年後、「チューンナップ」された形で再登場すると、穏やかな出玉性能から一転、時代を席巻していた他の裏モノに勝るとも劣らない爆裂性でファンを魅了。瞬く間に人気機種の仲間入りを果たした。

 裏モノの仕様は複数あったが、最もメジャーなのは名機「アニマル」を彷彿とさせる「連チャンver.」。そのプログラムは当時のオーソドックスであった上乗せ方式で、ビッグ・REG・フルールのいずれか終了時に「連チャンフラグ」が抽選され、当選すれば超高確率(32分の1)でボーナス抽選が行われる。

 連チャンフラグへの移行率は約66.4%で、ビッグorREG比率は1対1.4。初当り確率は連チャン上乗せ分を考慮して、大幅にカットされている。

 また、本機は「BAR→ビッグ変換打法」「1枚掛け小役抜き打法」「ワンプッシュ33倍打法」といった攻略法が発覚したことでも有名で、BAR→ビッグ変換打法は1枚掛け時のリール制御不具合を狙ったもの。REGフラグ成立後の小役フラグ成立時に特定条件を満たせばビッグが揃うため、かなりの破壊力を有する。

 1枚掛け小役抜き打法は、文字通り1枚掛けでひたすら左リール中段にチェリーを目押し。小役確率は1~3枚掛け共通であることから、1枚掛けで小役をしっかり取りながらプレイすればボーナス確率はダウンするものの、トータルでの機械割はアップする。

 ワンプッシュ33倍打法はハードウェアの不具合を突いたもので、クレジットモードでコイン6枚投入(デジタルは「3」表示)して1G消化の後、清算ボタンとBETボタンを交互に素早く連打。成功すればクレジット枚数が本来ではあり得ない「99枚」と表示される。ただし、これでコインを抜いた場合はゴト行為にあたる。 

 ちなみに、本機は「2-1号機」であり、ひと足先に登場したプラスチック筐体の『ロックンロール』は「2-2号機」。

 2-1号機と2-2号機の登場順が逆なのは、当初2-1号機として発売される予定だった機種の保通協検査を「諸事情により自ら取り下げたから」と言われている。

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