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パチスロ「変化」に取り残されている!?【濱マモルの のほほんコラムVol.63~劇画と萌え~】

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 いつからか、ホールの景色が変わったように思える。

 山佐の『ピンクパンサー』で幕を開けたパチスロタイアップマシンの歴史は、サミーが作った史上初の液晶搭載機『ゲゲゲの鬼太郎』で一気に進化した印象がある。

 同社の液晶搭載機第2弾『玉緒でポン』では中村玉緒がカレーを食べる、丁半博打に挑戦するなどといったコミカルな演出に一喜一憂したものだが、振り返ると我が記憶に深く刻み込まれているタイアップモノ4号機は、どちらかといえばいわゆる「劇画タッチ」なものが多い。

 ロデオの『サラリーマン金太郎』に、平和の『ゴルゴ13』。アリストクラートの『巨人の星』に、サミーの『パチスロ北斗の拳』などなど。北斗の拳に関しては歴史的な大ヒットを記録して全台が北斗の拳なんてホールも存在したし、思い入れのある方々も多いのではないだろうか。

 この人気を受けて、コンビニには原作漫画の総集編が並べられていたのだから、これこそタイアップの鑑。ただ、個人的にはあまりゲーム性にハマらず、スロガイのジャーナルで低評価を付けて非難を浴びた過去がある。今の時代であったならば、きっと炎上していたことであろう。

 それはさておき、4号機時代が終わってもその傾向は変わらず、エレコの『デビルマン』に山佐の『パチスロキン肉マン』、ヤーマの『がんばれ元気』やアリストクラートの『恐怖新聞』などが個人的な5号機初期のイメージ。良い意味で「男臭い」世界観が受け入れられていたような気がする。

 それが今ではどうだろう。大都技研の『Re:ゼロから始める異世界生活』に、メーシーの『SLOT劇場版魔法少女まどか☆マギカ【新編】叛逆の物語』。サミーの『パチスロ交響詩篇エウレカセブン3 HI-EVORUTION』に、オリンピアの『パチスロガールズ&パンツァー~これが私の戦車道です!~』などなど。

 今なお北斗の拳シリーズやサラリーマン金太郎シリーズなどもリリースされてはいるものの、確実に勢力図は塗り替えられており、気が付けば押し順ナビの音声も多くのマシンが女性の声になった。

 別にそれが悪いというわけではない。漫画、アニメは常に新しいものが生まれているし、そのターゲットは基本的にアタシのようなおじさん世代ではない。

 パチスロ機を開発する方々や版権を獲得してくる方々も世代交代していることであろうから、このような流れはむしろ必然。そもそも、アニメに疎いアタシが取り残されているだけなのである。

 先日は、某アニメにおけるヒロインの誕生日だったそうだ。とあるホールではそのタイアップマシンが祭りだったそうで、勉強不足なアタシは当然、恩恵にあずかることはできなかったが、それよりも個人的に重要なのは同日、かねてより大注目のタイアップマシンがホールデビューをしたということなのである。

 つらつらと書き綴ったが、結局、何がいいたいのかといえば、スパイキーの『パチスロ リングにかけろ1 ワールドチャンピオンカーニバル編』を早く打ちたいということと、車田正美原作の漫画「リングにかけろ」の面白さをもっと知っていただきたいということ。小学生時代から読み続ける、我がバイブルなのです。

(文=濱マモル)


  


 


 


 

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