2021年「パチスロ運」の蓄え方!?【濱マモルの のほほんコラムVol.76~コロナ禍での初詣~】
新型コロナウイルスの感染拡大が止まらない。
先日は東京都で888人の感染者が出た。この速報には、ゾロ目を見ると無条件でテンションが上がるパチンカス脳のアタシも、さすがに戦慄。気の緩みか、はたまた諦めにも似た対策疲れか、近頃は街でもノーマスクの人をちらほら見かけるが、家族を持つ身としては引き続き、出来る限りのことをしたいと思った次第である。
クリスマスが終わり、いよいよ年の瀬。近所のスーパーもすっかり品揃えが正月仕様であり、テレビでは分散での初詣を呼び掛けている。
首都圏の鉄道各社は、大みそかの終夜運転を取りやめると発表した。これで元旦早々にお参りをする人々は減るだろうが、思えばアタシも若かりし頃は深夜の鎌倉で宴会をし、そのまま初詣に繰り出すといったことをしていた。
その流れでベロベロのまま、早朝には由比ヶ浜で焚火にあたりながら初日の出待ち。日が昇る方角には山があって必ずしも素晴らしい光景とは言い難かったが、まぁそれを拝んでからは再び飲酒、或いは帰宅して仮眠の後、近所のホールへ初打ちへと出掛けたものだった。
ところで、初詣の歴史は意外と浅く、今のようなシステムになったのは明治時代の後半以降なのだとNHKの何かの番組で解説していた。
うろ覚えだが、民族伝承学の先生によると、もともと日本人は、正月には家にいて新年の運気をくれる年神様を待つ習慣が基本だったとのこと。それが江戸時代の後半には良い運気のある方向の寺や神社にお参りをする恵方参りが始まり、自らご利益を受け取りに行く習慣に変化したそうだ。
この習慣が、徐々に恵方よりも近所で早くご利益をもらった方が良いとの考え方にチェンジ。そのタイミングで鉄道が開通したことで、年始の文化として定着したのだという。
まぁ信じるか信じないかはアナタ次第であり、こういった歴史には諸説あるものだが、調べてみると鉄道の普及が大きな影響を及ぼしたことは間違いない模様。鉄道に乗ること自体がイベントであったと考える有識者もいるようだ。
ただ先述の通り、今年の大みそかは終夜運転を取りやめる。そもそもアタシは若かりし頃と違って現在、大みそかは自宅で過ごし、元旦は結婚式と同じく昼から飲んでも嫁さんに怒られない日だと、大手を振ってアルコールを大量摂取しており、ほぼ人として非成立である。
仮に元旦の昼間、子供たちに初詣に行こうとせがまれても、元来、日本人は家で運気が来るのを待つものなのだと知ったのだから、寝正月は正しい姿勢なのだ、初詣は後日でもよいのだと熱弁し、ダラダラとおせちをつまみながら2021年のパチスロ運を蓄えたいと思います。
親愛なる読者の皆さま、よいお年をお迎えくださいませ。
(文=濱マモル)