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パチスロ「攻略法の発覚とともに判明した連チャンの原因」~3号機名機伝説『コンチネンタル』後編~【アニマルかつみの回胴青春時代Vol.38】

 どのパチスロ機でも、役判定プログラムには投入枚数をチェックする項目があるのだが、どういうわけかこの機種の場合、現実にはありえない「投入枚数が4枚」の場合、100%の確率でビッグが成立するというプログラムになっていたのである。

 そして、その現実には起こりえないはずの「4枚目のコイン投入」を電子的に発生させていたのが、コインセレクタに仕込まれた「CS-90」というパーツなのである。

パチスロ「攻略法の発覚とともに判明した連チャンの原因」~3号機名機伝説『コンチネンタル』後編~【アニマルかつみの回胴青春時代Vol.38】の画像3

 このCS-90の中には小さな回路が入っていて、その中のプログラムで何らかの抽選を行い、条件をクリアした場合に「4枚目のコイン投入」の信号をメイン基板に送ることで連チャンを発生させていた、というわけである。

 前述の攻略法ができたのは、単純に初期のコインセレクタに不具合があったため。レバーを叩いた直後の特定のタイミングでコインを追加投入して飲み込まれれば、CS-90が信号を発信した時と同様に「4枚目のコイン投入」となり、100%ビッグ成立となったのだ。

 ともかく、攻略法を封じるためにCS-90を装着したコインセレクタは交換され、それとともに連チャン性をも失ってしまった『コンチネンタル』だったが、騒動が一段落してしばらくすると、RAMに裏プログラムを書き込む「注射」という手法で連チャン性が復活。遠退いていた客足も戻り、「キングオブ爆裂連チャン機」の威厳を取り戻したのであった。

 そして、「打倒コンチ」を掲げる新勢力も続々と現れ、パチスロ界に未曾有の爆裂連チャン機ブームが巻き起こるのであった。

(文=アニマルかつみ)

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