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パチスロ「天馬伝説よ、再び!!」~3号機名機伝説『ペガサスEXA』編~【アニマルかつみの回胴青春時代Vol.47】

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 吸い込み方式による激しい連チャン性で、長きに渡って世のギャンブラーたちを熱狂させた希代の名機『ニューペガサス』。

 同機は、大阪に本拠を構えていた新参メーカー・パル工業の1.5号機で、「ペガサス」は同社を象徴するブランドとしてファンの間に広く認知された。

 しかし、第23回でも書いたとおり、2号機以降は規定により吸い込み方式が禁止され、合法的なシステムで激しい連チャン性を実現することは不可能となった。

 結果、2-1号機『ペガサスラビット』や後続の2-2号機『F-1』は、連チャンを期待していたファンからそっぽを向かれ、セールス的に成功を収めるには至らなかった。

 一応は「ペガサス」の名を冠した前者はともかく、後者はそれを廃したことで古くからのファンを落胆させた。それも不人気に終わった大きな要因だろう。

 パル工業としては、あえて「ペガサス」と訣別することで新境地を開拓しようと目論んだのかも知れないが、まったくもって逆効果となってしまったわけだ。

 そこで…なのか、再起を賭けてパル工業は、3号機で再び、「ペガサス」の名とシンボルである紺碧色の天馬を復活させた。

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 1991年夏にリリースされた3-1号機『ペガサスEXA』は、パル工業初となるシングルボーナスの集中役を搭載したA‐Cタイプ。

 前出の2-1号機『ペガサスラビット』にもシングルボーナスは搭載されていたが、集中役は無く単なるゲーム上のアクセントとして存在しているにすぎなかった。

 一方、この『EXA』の場合は、シングルボーナスとその集中役が、出玉獲得の面で重要な役割を担っていた。

 突入確率は5461~2184分の1。低設定はともかく、最高設定でもけして敷居は高くないが、BIGを引くかパンクフラグ(273~297分の1)を引くまで継続し、相応に大量獲得が期待できた。

 一方、BR両ボーナスの確率は、集中役をメインとしたマシンにしては良心的な値となっており、とりわけ高設定域では集中役を引かずともボーナスだけで相応の出玉獲得ができるという、純Aタイプ的な性格も合わせもっていた。

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 ともかく、初の集中役搭載機ということで、メーカーもそれなりに気合いを入れて開発したことと思うが、その分野ではすでにニイガタ電子精機(開発はサミー工業)の2-2号機『アラジン』やユニバーサル系メーシー販売の『コンチネンタルⅢ』といった大物が体勢を占めていて、いくら「ペガサス」の名を冠していたところで、太刀打ちはできなかった。

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