パチスロ「1ゲームで最大1350G上乗せ」に狂喜乱舞… 「大量上乗せ」を可能にした5号機”画期的マシン”
襲いかかってくるゾンビを一網打尽。その描写はとてもグロテスクだが、サバイバルホラーという斬新なゲームジャンルを開拓した『バイオハザード』は、今ではカプコンを代表する看板コンテンツのひとつである。
発売以降、実写ドラマや映画など、さまざまなメディアミックス展開が行われ、2008年には山佐から『パチスロ バイオハザード』が登場した。
通常パチスロのリールは3本なのだが、本機は当時では珍しい「4thリール」を搭載しており、この画期的なアイディアによって屈指の出玉性能を実現。最高設定の出玉率は5号機最高クラスの119%ということで、当時のイベント日には本機目当てに多くのファンが駆けつけた。
筆者も早朝から並んだことがあるが、結局抽選で負けてゴーホーム。気になって夕方ごろに『バイオ』の島を見に行くと、全台にドル箱の山が積まれているという、まさにお祭り状態だった。その日の夜は「くそっ!抽選で良い番号さえ引けていれば……!」と悔し涙で枕を濡らしたが、それも今となっては懐かしい思い出である。
懐かしさでいえば、12年末にリリースされた『バイオハザード5』(エンターライズ)も記憶に残る機種だ。
導入から数日ほど経ったころに、筆者は本機と初対面。ちょうどその日は、近所のホールの看板イベント日で、最高設定(119%)も狙える絶好のシチュエーションだった。
かれこれ10年近く前の話なので当時の実戦内容は詳しく覚えてないが、とにかく初当りが軽かった印象で、おそらく設定は「5or6」。さらに、ART中は上乗せしまくりのイケイケ状態で、一撃4000枚オーバーもあったりして、トータル出玉は8000枚オーバー。このおかげで、色んな意味で素晴らしい大晦日を過ごせたのである。
この経験をして以降、しばらくの間は『バイオ5』をメインに立ち回ることに。相性抜群だったのか、設定に期待できない通常営業日でも勝利を重ねていき、筆者の“バディ”としてホールで暴れ回ったのだった。
そんな相思相愛の『バイオ5』。個人的には5号機ランキング「トップ10」に入るぐらい好きな機種なのだが、本機の魅力は「設定不問のやれる感」だけではない。
ゲーム上乗せ型のART「ハザードラッシュ」は、チャンス役などで上乗せやエピソードを抽選するのだが、その演出の見せ方がとにかく素晴らしい。「キュキュッギューイン!」という脳を焼き尽くすような効果音のみならず、上乗せシステムが『バイオ』の世界感と見事にマッチしていたのだ。
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