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パチスロ「勝率98%オーバー」別格の圧倒的スぺックで話題を独占! プロ集団にも愛された往年の名機たち【5号機を支えたトップメーカーの軌跡~山佐編~②】

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パチスロ「勝率98%オーバー」別格の圧倒的スぺックで話題を独占! プロ集団にも愛された往年の名機たち【5号機を支えたトップメーカーの軌跡~山佐編~②】の画像1

 5号機初期の暗黒時代を支え、後のAT・ART全盛期時代でも華々しい活躍を見せたヒットメーカー。その「軌跡」をご紹介するこのコーナーでは、当時話題だった名機たちをスペックや特徴を交えながら振り返る。

 今回は、前回に引き続き山佐編第二弾だ。

 『パチスロ戦国無双』の飛びぬけた出玉性能で話題をかっさらった同社。その勢いのまま2007年12月、大型コンテンツとのタイアップ機『機動戦士ガンダムII~哀・戦士編~』をリリースした。

 スぺックはボーナス+RTで、BIGボーナス終了後は必ず78Gの完走型RT「Gエピソード」へ突入する仕様。BIGは青7揃い(純増約300枚)と赤7揃い(純増約180枚)の2種類で、その他には純増約78枚のREGボーナスも搭載されている。

 RTの純増枚数(0.3枚)こそ低いものの、最高設定のボーナス合算確率は破格の1/130.8。RT中のボーナス連はもちろん、RT終了後の即連にも期待が持てる軽さとなっている。

 また、設定6の安定感は当時随一で、スランプグラフは右肩上がりに推移。“勝ち”が絶対条件のプロ集団も好んで打っていた印象だ。なお、出玉率は設定6でも111.0%と決して高くはなく、終日遊技した際の平均差枚は概ね「2000枚~3000枚前後」となる。

 ギャンブル性の高い『戦国無双』に対し、『機動戦士ガンダムII』は超安定型のスペック。そんな対照的なマシンを立て続けにリリースし、多くの反響を得ることに成功した山佐だが、翌年4月には“次なる一手”として『パチスロキン肉マン』を販売した。

 本機にはBIGボーナスが搭載されておらず、レギュラーボーナス「バトルゲーム」とART「マッスルタイム」のみで出玉を増やしていくタイプ。また、当時では珍しい4thリールを搭載している。

 ARTの純増は約1.1枚で、継続率とストックのダブル抽選でループさせていくのだが、ART自体は”ボーナス当選”まで継続する仕様。ちなみに、これと似たような継続システムは07年デビューの『2027』(JPS)で採用されており、当時新参メーカーだったJPSの「最初で最大の大ヒット作」となった。

 そんな『2027』にはなかった“ストック”という概念を取り入れた『キン肉マン』。そのストックは最大32個まで貯めることができ、さらに最大継続率は87.5%と一撃の破壊力も秘めていた。

 そして極めつけは、高設定かどうか瞬時に判別できる別格の設定差。設定6であれば、最低でもボーナス当選の約23%でARTへ突入(設定1は0.78%)し、また7揃い時は87.5%(状態不問)で当選するという桁外れの突入率を誇る。

 その代わりに、設定6はいかなる場合でも継続率が1.56%となるため、1回のARTで出玉を伸ばすことはかなり厳しいが、一方で終日遊技した際の勝率はなんと98%オーバー(独自調べ)。当時のイベント日には、本機目当てに朝から並んだプレイヤーも多く見られ、その時代のパチンコホールを大いに盛り上げたのであった。

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