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パチスロ「高設定台」を狙う迷惑行為…ルール無用〇〇の恐怖!!

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 時折話題にのぼる露骨なハイエナ問題。

 私が在籍したホールでも厳しい対応を取ったこともあるが、パチンコ店にとって色々と悩ましく頭の痛い問題なのは間違いないだろう。特に最近の張り付き行為は、私が知るソレよりも遥かに悪質なようだ。

 その最たる例が、いわゆる『ベガ立ち』と呼ばれる張り付き行為ではないだろうか。

 ベガ立ちとは1990年代に大ヒットした格闘アクションゲーム『ストリートファイターⅡ』に登場する『ベガ』というキャラクターが腕を組み立っているポーズを指すのだが、遊技客の真後ろでソレをして張り付つく行為が絶えないそうだ。

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 そして、これがまたタチの悪いことに、高設定台に着席しているにも関わらずソレに気づいていないような客や、気の弱そうな客を選んで張り付くという。もうその行為は本当に露骨で、無言の圧迫感と威圧感がある。まるで「やめろやめろ早くやめろ」とでもいわんばかりだ。 

 気の弱い客にとっては、たまったものではない。それを意に介さない強者ならば問題ないが、その圧に負けて席を立ってしまう客も少なくないようで…それは気の毒でならない。

 ちなみにこのベガ立ちという名称はゲームセンターで生まれたものだが、Webで画像検索するとHITするのはほとんどがパチンコ店でのベガ立ち画像だ。実際に、様々なパチンコ系サイトなどで取り上げられることも珍しくない。

 しかし、これにはホール側にも問題があるのではないだろうか。

パチスロ「高設定台」を狙う迷惑行為…ルール無用〇〇の恐怖!!の画像2

 最近では大きいポスターなどでしっかりハッキリと「ベガ立ち行為禁止」と注意を施しているホールが大半。中には即出入禁止とするなど、厳しい対応を取るホールも存在する。ただ、その一方でソレを看過しているホールも存在するようだ。

 これには首をかしげざるを得ない。大半のホールでは通路内(シマ内)での立ち見行為を禁止しているにも関わらず、何故この行為が見過ごされてしまうのか。

 実際にこういったケースがTwitterなどでクレームとして取り上げられ、それがTwitterアカウントを持つホールの場合は激しい非難に晒された事例もある様子。なぜ、それを見過ごすのか…全くもって理解不能だ。仮に私が気の弱い人間で同じ目に遭ったならば、そのホールには二度と行かないだろう。

 それも問題ではあるが、やはり肝心なのは張り付き行為をするユーザーのモラル的な部分だろう。私が知る限り、その多くは一般客とは違ういわゆる『軍団』と呼ばれる客層である可能性が高いようだ。

 私自身も若い頃は勝ちを追い求めるべく、あの手この手で立ち回ったものである。ただ、ホールや他の客に迷惑をかけたということは一度もない。むしろ店員や常連たちとも、つかず離れず上手くやっていたものだが…。

 こういった迷惑行為が増えることでホールは大事な客を失い、下手をすればパチンコ、パチスロユーザーですらなくなってしまう可能性もある。そう考えれば百害あって一利なしだ。これが時代の流れ…で済まされる話ではないだろう。

 そういった意味でも露骨な張り付き行為をしている方や、こういった行為を見過ごしているホールには今一度よく考えて頂きたいものである。

(文=オーハナB)
<著者プロフィール>
元ホール店員、店長経験者。パチンコ店の裏側で起きた出来事や、人間関係を題材にしたコラムを担当している。過去に話題になった業界ネタなど、時代背景を感じる記事も作成中。自身の思い入れのあるシリーズの動向にも熱い視線を注ぐ。

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