「パチスロのデパート」と呼ばれたホール閉店で思ったこと…【濱マモルののほほんコラムVol.130~失って気付くもの~】
都内某所の有名パチスロ専門店が2022年1月末日で閉店するという。
みなし機撤去以前には、『スーパーバニーガール』や『コンチネンタル』、『アラジンⅡ』や『スーパープラネット』などのレトロ台が設置されていた。当時はパチスロのデパートなんて言われており、アタシも幾度となく電車を乗り継いで足を運んだもの。それだけにひとつの時代が終わったなぁと感じるわけで、SNS上では同様のツイートをする人々が多かった。
ところで、アタシは26歳でサラリーマンを辞めてから数年、インディーズレーベルを主宰していた。いくつかのバンドのCD制作やライブイベント制作に携わり、ライター業と2足の草鞋を履いていた。
おかげさまでそれなりの反響を得たものもあった反面、そのうちのひとつのバンドはアタシの力が及ばず志半ばで活動を休止することに。ならば最後は盛大に…とワンマンショーを開催したところ、蓋を開けてビックリ、会場は超満員だったのである。
来て下さったお客さんからは、ひっきりなしに「なんで活動をヤメちゃうんですか? 応援したのに…」といった質問。あちこちで活動休止を惜しむ声が聞こえ、バンドのメンバーたちは、その声に感謝していた。ちなみに、ライブ自体も大いに盛り上がった。ライブと打ち上げの盛り上がりは比例するから、終演以降のことはあまり覚えていない。
これはある種の「あるある」で、「活動休止」「解散」「引退」などを表明すると、途端に客が増える。まぁ最後に一目見ておきたいという人々も少なくはないのだろうが、正直な話をすると、常にこれくらい、いや、この半分でも客が入ってくれていれば、結果は違うものになっていた可能性が高い。要するに、活動のストップを惜しむくらいならば、定期的にライブ会場へ足を運んでくれれば良かったのに…というのが本音なのである。
パチスロ店だって同じだ。高頻度で高稼働ならば潤うし、客足が遠のけば撤退を余儀なくされる。まぁ冒頭で述べた閉店の理由についての詳細は分からないし、実際、アタシもみなし機撤去以降、入店したのは数える程度しかないのだが、思い出が詰まった場所、自分が愛する音楽、心の支えとなる作家、笑顔をくれる芸人などなど、そんな存在が当たり前と考えるのは大きな間違い。
突然、目の前から姿を消すこともあるのだから、自分にとって大切なものは日頃から何がしかの形で応援すべきだし、アタシ自身もそう心掛けたいと思うのである。
(文=濱マモル)
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