斬新なゲーム性でロングヒットした、業界初パチスロ「5リール」マシン! ゲーム数解除に「特訓モード」搭載【4号機「ストック機」時代~巨人の星編~】
今からちょうど20年前の2002年は、ミズホの『ミリオンゴッド』やサミーの『アラジンA』がデビューするなど、爆裂AT機が隆盛を極めた時代だった。
一方、ボーナス抽選システムに新たな解釈を加えることで生まれたST機も徐々に台頭。中でもアリストクラートの『巨人の星』は、長期に渡ってファンに愛され続けた名機として知られている。
有名スポ根漫画をモチーフに据えた業界初の「5リール機」である本機は、規定STゲーム数の消化、いわゆるゲーム数解除がボーナス放出のメイン。その規定STゲーム数は、まずボーナス消化後にゲーム数の範囲選択→続いて範囲内で均等に振り分けられる仕組みで、その抽選割合にはほとんど設定差がないことから、設定不問で大爆発が狙える点が大きな特徴と言える。
また、本機はリプレイ4連続入賞でもボーナスが放出され、このリプ4連を誘発するのが「特訓モード」。突入後は成立した「6択リプレイ」を揃えるための押し順が音声と5リールでナビされ、4連続でリプレイが入賞するまで継続する。
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つまり、特訓モード突入=ボーナス確定。この特訓モード当選時は設定に準じて単発or3回or5回のいずれかに振り分けられ、5回が選ばれた場合は必ずボーナス5連へ結び付くというわけだ。ちなみに、3回選択率は高設定ほど優遇。設定6のみ5回が選ばれることはない。
特訓モード当選契機はリプレイ3連続入賞で、その後はリール上部左右にある「ナイター照明」が点滅。当選時はナイター照明点滅中のリプレイ揃い時に発動(1~7回目のいずれか)し、その当選率も高設定ほどアップする。
通常時は4&5リールで様々な演出が発生し、予告音→小役揃わず→リール全消灯で最大6G継続の「対決演出」へ発展。2ストライクを取った後に「大リーグボール」が選ばれれば期待大で、最終的に主人公の星飛雄馬がライバルから三振を奪えばボーナスが約束される。仮に敗れてしまっても、前兆の可能性もある。
ゲーム数解除が主流な時代において、主に特訓モードで出玉率を管理した非常に珍しいシステムは、その秀逸な演出も相まって導入当初から高評価。最終的には「花形満パネル」「左門豊作パネル」など複数のパネルが登場し、阪神タイガースが18年ぶりにリーグを制覇した2003年には「優勝パネル」が作られたことも本機を語る上では外せないエピソードのひとつだ。
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