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人気パチスロ雑誌が休刊へ… 約22年の歴史に幕

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 またひとつの歴史が終わった。2022年7月7日発売号をもって、辰巳出版の「パチスロ必勝本DX-極」が休刊した。

数々の人気ライターを輩出

 同誌は2000年9月、「パチスロ必勝本」の増刊号として「パチスロ必勝本DX」の名で誕生した。途中、「パチスロ極」と統合して「パチスロ必勝本極」に名称を変更しつつ、パチスロの新情報や解析結果、バラエティ豊かな企画などを提供し続けてきた。

 増刊から正規の月刊誌への昇格には、やはり時代背景があった。当時はサミーの『獣王』がデビューしたことで4号機「爆裂AT機時代」が開幕。勝利を掴み取るためには解析情報の収集が必須であり、プレイヤーのニーズに応えた格好だ。

 その後、「4.5号機」「4.7号機」…「5号機」と流れる中、連載企画も充実。女性スロッターを育てる「ギャルズパーティー」も始まり、そこから人気ライター・水瀬美香、当サイトでもコラムを執筆中の井上由美子(当時は羽柴まゆみ)が生まれた。

 2017年あたりからは、これも時代の流れか、多数の女性ライターたちがデビューし、彼女らの企画が一斉にスタート。期間限定ではあったものの、知名度アップには大いに役立ったと言えるだろう。

 最終号では、そんな同誌の歴史を創刊号から振り返っている。また、所属ライターの射駒タケシ、しんのすけ、嵐、梅屋シン、HYO.、宇惨臭蔵らが自身の企画を回想すると共に思い出を執筆。歴代編集者による謝辞という名の暴露エピソードも掲載されている。

兄弟誌は今後も続行していくとのことだが……

 かつて、パチスロ必勝本、ガイドワークス(創刊当時は白夜書房)の「パチスロ必勝ガイド」、プラントピアの「パチスロ攻略マガジン」は3大攻略誌と呼ばれていた。それが、2021年2月には「パチンコ攻略マガジン」とパチスロ攻略マガジンの各誌が合併した「月刊パチマガスロマガ」が休刊。現在は「パチマガスロマガFREE」などの情報サイトへ移行している。

 パチスロ必勝ガイドは同誌及び「パチスロ必勝ガイドMAX」共に継続中だが、系列誌である「パチスロ実戦術SS」は2021年5月に休刊。パチンコ・パチスロ人気の低迷、紙媒体の厳しさを痛感せざるを得ない状況だ。

 幸い、パチスロ必勝本DX-極の兄弟誌である毎月21日発売の「パチスロ必勝本」はまだまだ続行するとのこと。6月より導入が始まった「6.5号機」でパチスロは盛り上がりつつあるだけに、今後も様々な企画でファンを楽しませていただきたいものである。

(文=編集部.)

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