REGを引くまで終わらない!? 「不死身のRT」と超高確率ボーナスを搭載！【パチスロ5号機回想】

「不死身のRT機能」を搭載

　ボーナス合算確率は設定1でも90.77分の1で、最高設定は驚愕の67.22分の1。その数値は現在でも超破格であり、連チャン性の高さはパチスロ史上最高峰と言っても過言ではないだろう。

　5号機時代の2007年7月23日に導入を開始したゴールドオリンピアの『怪傑ハリマオ』は、その名の通り、1960年代に日本テレビ系などで放送された同名テレビ映画とのタイアップマシンで、ビッグ、REG、ハリマオチャンスと3種類のボーナスを搭載。獲得枚数はビッグとREGが純増約102枚、ハリマオチャンスが純増約60枚と抑えめだが、本機は各種ボーナス以外に”不死身”のRT機能を装備しており、ひとたび突入すればREGを引くまで継続するといった特徴がある。

　そのRTは「マレーの虎」と呼ばれ、ビッグ終了後に必ず発動。RT自体でもコインは1Gあたり約0.3枚ほど増加するが、この間に確率約149分の1～110分の1と最も成立しやすいハリマオチャンスを引きまくることで、コインを激増させることができるというわけだ。

“ボーナスの連打”でまとまった出玉獲得も可能

　理論上、ボーナス成立時のRTの継続率は約75％で、平均獲得枚数は約500枚。もちろん、REGのヒキ次第ではさらなる出玉獲得も可能で、時として一撃数千枚を吐き出すこともあった。ちなみに配列上、ハリマオチャンスはフリー打ちで揃うことから、スピーディーに消化できる点も大きな魅力のひとつと言える。

　通常時及びRT中の消化手順は左リールにチェリーを狙うだけでOKで、「チャンス絵柄・チャンス絵柄・ベル」の特殊リプレイと共にボーナス重複に期待できる1枚役成立時は「ベル・ベル・ハズレ」や「リプレイ・リプレイ・ハズレ」といったチャンス目が停止。「太郎ステージ」「ナナステージ」と2種類のステージを行き来する通常時にこれらを引くと連続演出へと発展するケースが多く、前者ステージではハリマオに出会えれば、後者ステージでは対決に勝利できればボーナスが約束される。

　RT中はボーナスを引くたびに「僕らのヒーロー」→「街のヒーロー」→「祖国のヒーロー」などとランクがアップ。スペシャルBGMとして大事MANブラザーズバンドの「それが大事」が流れることもある。

　なお、本機の設定は「1」「2」「3」「4」の4段階だ。

（文＝編集部.）

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