競馬にパチスロと似てる要素が!? 勝負事の全般を愛するバンドマン登場!!【dustbox「ジョージとユウキのリズムDE 777」Vol.05】

【dustbox「ジョージとユウキのリズムDE 777」Vol.05】

　9月7日に10枚目のアルバム「Intergalactic」を発売し、オリコンデイリーチャート10位にランクインしたdustbox。そのベーシスト・JOJIとドラマー・YU-KIによる当企画の第5回では、SHADOWSのサポートベーシストとして活躍するハヤト氏をゲストに招き、ギャンブルトークを繰り広げた。聞き手は濱マモルが担当する。

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濱「今回もよろしくお願いします。早速ですが、ハヤトさんとYU-KI君は元々、仲良しだったんですか？JOJI君からのLINEでは、いかにもマブダチって感じだったんで」

JOJI「そのストーリーを作ったのは俺でもあるんですよね。YU-KIにパチスロを教えたじゃないですか。で、その流れでYU-KIは競馬も覚えたんで、『どうやらSHADOWSは競馬をやるらしいぞ』って教えて」

YU-KI「もちろん元々、知ってはいたんですけど、対バンの時に『今日、競馬やられるんですか？』って聞いたら、そこから意気投合しちゃって」

濱「なるほど」

YU-KI「しかも、『ちなみに、印は？』って聞いたら全く一緒で」

ハヤト「ボーンディスウェイね」

濱「予想も一緒だったわけですか。では、競馬がきっかけってことですね」

JOJI「SHADOWSのメンバーは競馬にパチンコ・パチスロ、賭け事の全般をやりますから」

YU-KI「だって、リハ中にアンプの上にケータイ置いて、競馬中継見てますからね」

濱「それは良くない」

ハヤト「わはははは。良くないですよね」

JOJI「全然、リハに集中してないから」

ハヤト「でも、ちゃんと手は動いてるんで」

濱「むしろ、よくリズムを維持できますよね。馬の動きにつられちゃいそう」YU-KI「『行けー！　行けー！』って速くなっちゃったりして」

ハヤト「走っちゃったりね」

YU-KI「SHADOWSはホント、みんな好きですよね」

濱「メインレース以外もやるんですか？」

ハヤト「いや、そこまで手を出すと、もう破産しちゃうんで」

濱「アタシは昔、土曜の12レースとか、好きでよくやってましたね。聞いた話だと、12レースって結構、売り上げがいいらしいですよ。メインレースの後なのに」

ハヤト「『この5,600円、いる？』ってなりますもんね」

濱「たしかに、これだけ残っても…ってなりますよね」

ハヤト「『いらねぇよなって』なっちゃうんですよね」

濱「それで当れば最高なんですけどね。ちなみに、YU-KI君やJOJI君とパチンコ屋に行ったりはしないんですか？」

JOJI「この前のうちらのツアーで、SHADOWSと大阪のクアトロでやったんですけど、コロナ禍ということもあって、イベンターさんが『オフィシャルでは、打ち上げはおさえません』ってことだったんですよ」

濱「まぁ仕方ないですよね」

JOJI「でも、クアトロの前にはマルハンがあるんですよ。だから、打ち上げもねーしってことでマルハンに行ったら、SHADOWSのメンバー全員、いました」

濱「わはははは。特に示し合わせたわけでもないのに」

ハヤト「パチ屋で打ち上げです」

YU-KI「その時、俺は閉店までジャグラーをずっと打ってたんですけど、ギターの一樹さんに『お前は諦めが悪い男だなぁ』って言われちゃいましたよ」

JOJI「俺はチョロっと勝ったんですよ。でも、みんなはコテンパンにやられたんで、結局『じゃあ、打ち上げ行くか』ってなって、俺が全部、出しました」

濱「それ、きっと赤字でしょ」

JOJI「そうなんですよ」

濱「大阪じゃライブ後にそんなに打つ時間、ないでしょうしね。閉店時間が遅い仙台とかならともかく」

YU-KI「だからみんな、ジャグラーとかうまい棒(『パチスロうまい棒』)を打ってたんですよ」

濱「そこまでして打つとはホント、みなさんお好きなんですねぇ。そういえばYU-KI君は以前に我が家でバーベキューをやった時も、『ちょっとテレビいいですか』って競馬中継を見てましたもんね」

JOJI「やってましたね」

濱「で、残念ながら外したのか、その後は何人かがボートレース中継に切り替えて」

JOJI「もうね、SHADOWSと同じ流れです」

濱「競輪はやられるんですか？」

ハヤト「競輪は人間関係とかも覚えないといけないから。先輩後輩とか」

濱「故郷とかね」

JOJI「それがレースに関係するんですか？」

濱「トータルで関係するらしいんですよ」

JOJI「忖度してるってことですか？」

ハヤト「最後は自力だけど、途中まで忖度…みたいなノリなんですよ」

JOJI「じゃあ、今日はこの人を勝たせてあげようって流れを分かってないと、お客さんも当らないってこと？」ハヤト「ある程度は分かってないと」

YU-KI「へー、そうなんだ」

ハヤト「コイツはめちゃくちゃ後輩の面倒見がいいから助けてくれる…とか」

JOJI「えー、そこまで!?」

YU-KI「もうギャンブルじゃないですね」

濱「人間模様ですかね」

JOJI「でも、そこまで分かるようになったら、面白いんでしょうね」

ハヤト「相当、面白いと思います」

濱「ギャンブラーの終着駅って言いますもんね。全ての魅力が詰まってるんでしょうね。ちなみに、ハヤトさんが一番、得意なギャンブルは？」

ハヤト「やっぱり、人のことは考えたくないなって言うのがどこかでありますね」

濱「なるほど。アタシは馬の気持ちなんて分からないって思って、競馬をヤメたクチです」

ハヤト「あー。でも俺は馬の気持ちを知りたい。動物、好きなんで」

濱「動物好きと競馬、繋がりますかね」

YU-KI「競馬は当らなくても感動がありますよね」

ハヤト「調子悪いけど、大丈夫かなぁって思ったりね」

濱「たしかに競馬には、そういうドラマはあります」

YU-KI「競馬はいろいろ調べちゃいますしね」

濱「YU-KI君の競馬のキャリアってどれくらいなんですか？」

YU-KI「まだ2～3年ですよ」

JOJI「なんなの？　(始めた)きっかけは」

YU-KI「コロナ禍で地元のヤツと始めたのがきっかけですね。はじめは『ワイドってなんだろう？』ってレベルでした。だから賭け金も200円とか、少ないですよ」

濱「あら、それは意外」

ハヤト「こんなに毎週、競馬の話をしてるのに、これだけしか買ってないのかって思うと、ちょっと切なくなります。大丈夫かな。感覚、ズレてないかなって」

YU-KI「俺は逆に、『こんなに買うの!?』って思いましたよ」

濱「まぁ攻め方は人それぞれですしね。つーか、YU-KI君が競馬にドハマりしたってことは、最初は勝ったんですか？」

YU-KI「いや、勝ってないですよ。でも、楽しくなっちゃって。いろいろ調べ出して」

濱「そういう調べたくなっちゃうところは、ちょっとパチスロと似てるかもしれませんよね」

YU-KI「そうですね」

濱「たとえば、重馬場は状況的にイベントの次の日みたいなものとも考えられますし」

ハヤト「あー、そうですね」

YU-KI「重馬場が得意な馬とかもいますからね。今日のイベントでは入ってなかったから、明日に入るかもな…みたいな」

濱「そうそう。イベントじゃない日に設定が入りやすい台もありますからね。まぁでも、そうやっていろいろ考えてると、一週間があっという間でしょうね」ハヤト「忙しいですよ」

YU-KI「調教から馬のツヤまでチェックして」

ハヤト「結局、準備段階はそうなのねってなっても、当日の様子も見なきゃいけないんで」

濱「そりゃあホントに忙しいですね」

ハヤト「でも、当日はライブが多いじゃないですか」

濱「ライブは週末が多いですもんね」

ハヤト「競馬が気になりますけど、ライブには集中してます」

YU-KI「(SHADOWSの)ライブの日程は分かってますからね。結果を伝えないで『見た？』ってだけ、いつも連絡してますよ」
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YU-KIが大の競馬ファンということもあり、今回は競馬トークに終始。次回はハヤト氏がギャンブルにハマったきっかけを深堀りしていこう。