「時速5000枚」爆裂シリーズ後継機は「男気ループ」が出玉のカギを握る！【パチスロ5号機回想】

　爆裂AT機時代の2001年に登場したロデオの『サラリーマン金太郎』。「金太郎チャンス」と銘打たれたAT機能は5回or10回or30回or100回のシングルボーナス規定ナビを消化するまで継続し、消化後は激しい連チャンに期待できる。

　時速5,000枚。その過激な出玉性能は多くのファンを魅了した一方で、ギャンブル性の高さが社会問題に。結果として『ミリオンゴッド』『アラジンA』と共に検定取り消し処分を受けたことは、オールドファンならばご存じのことであろう。

「男気ループ」が大量出玉を誘発

　それから約7年後、5号機として再登場したのが『天下無敵！サラリーマン金太郎』。ボーナスとRT「金太郎タイム」の「男気ループ」が大量出玉を誘発する、先代譲りのハイスペックマシンだ。

　搭載されたボーナスは5種類のビッグ、3種類のミドルボーナスの計8種類で、ビッグは約274枚、ミドルボーナスは約104枚の獲得が可能。ボーナス終了後は例外なくCZへ移行し、終了リプレイよりも早く特定のリプレイを引くことでRTへ突入する。

　RT突入期待度は直前に揃えたボーナスの種類で大きく変動し、同色ビッグ後は期待度約80％。異色ビッグ後は期待度約30％、ミドルボーナス後は期待度約54％で、RT終了後に移行するデンジャーゾーンでのRT引き戻し期待度は一律約70％となる。

　RT継続ゲーム数は30Gor100Gor200Gの3パターンで、

・「ベル・リプレイ・リプレイ」のリプレイB入賞後は30G
・「リプレイ・ベル・リプレイ」のリプレイC入賞後は100G
・「リプレイ・ベル・ベル」のリプレイD入賞後は200G

　のRTがスタート。ただし、同色及び異色ビッグ後のRT中はリプレイB、ミドルボーナス後のRT中はリプレイBorCしか揃わず、デンジャーゾーン中のみ、全てのリプレイが出現する可能性がある。ちなみに、RT中の純増枚数は30G＆100Gが1Gあたり約0.3枚で、200Gが約0.8枚となる。

　ボーナス重複対象役は1枚役A、1枚役B、チェリー、スーツの4種類で、取りこぼすとチャンス目が停止する2種類の1枚役は概ね4回に1回の割合でボーナスに当選。チェリーとスーツは、いずれも11分の1～15分の1でボーナスへと繋がる。

　通常時の演出は先代を発展的に継承しており、チャンス系予告及び小役ナビ系演出から連続演出への発展でチャンス到来。連続演出には「取引先演出」「千秋救出演出」「竜太バトル演出」の3種類があり、取引先演出は金太郎が左に向かえば「火事場救出」、右に向かえば「狂犬退治」が始まる。　　

　設定推測要素はボーナス合算出現率、メット出現率、単独ボーナス出現率などで、単独ボーナス出現率は設定1：851.11分の1～設定6：492.75分の1と設定差大。天井はボーナス間700Gハマリで、到達後はデンジャーゾーンへ移行する。