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【パチスロ4号機】必ずどこかのリールがビタ止まり!! 現在では盲腸のような存在になったアレを振り返るよ【ゴトロニの人生4コマスベリ】

コラム『ゴトロニの人生4コマスベリ』
コラム『ゴトロニの人生4コマスベリ』

ちょっと嫌な雰囲気の相場に??

 はい、春のモヤモヤ、残尿感の中に生きているゴトロニです。

コラム『ゴトロニの人生4コマスベリ』
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 う~ん、ここにきて急に株式市場が静かになってしまいました。元々、株式相場ってやつは3月に本決算が多くて、そこをクリアすると利益確定ということで一旦株価は下げます。んで、4月に入ってご祝儀的に買いが入るものの、その後はGWを前後にして比較的軟調な推移を起こしやすいと、そんなクセというかアノマリーがあるのですが、今年もセオリーに乗っかっている感じではありますね。この場合、特段気にすることではないのですが、今年はいつもと違う気味の悪さがどことなく漂うんだよなぁ。

今回はCT(チャレンジタイム)な彼らを思い返します

 というわけで、今回はバーサスの頃にデビューしてきたCT機について。資料によると、CT機の方が若干先だったようで、正確には「チャレンジタイム」と名付けられています。まぁ、ポイントはタイミングやネーミングではなく、なぜCT機というものが生まれたのか…ではないでしょうか?

 パチスロは目押しという技術介入要素の土台があって成り立っているものなので、目押しの必要性バリバリな仕様になるのは理解できるものの、ボーナス(搭載できるビッグは枚数の少ないBタイプまでに限定)の後に付随し、最長150Gで200枚を超えない範囲で終了条件を決めるなど、何を食ったらこの発想に至るのか少々不明な印象でした。そう、不明さに関しては今の相場と似ていると言えるでしょう。

 この当時は爆裂性の象徴だったシングルの集中はOKだったものの、3号機までのそれと比べるとすぐにパンクしてしまうので、その人気はガタ落ち。そんな集中に変わるものと考えれば、延長線上にあるっぽいように仕上がっているので、集中のてこ入れ説を私は支持したいと思います。

 そのCT第一弾としてネットの『クロスCT』とサミーの『ウルトラマン倶楽部3』がデビュー。前者がCT突入を1/2で後抽選(という名の後告知が正解)、最大90G、純増100枚という置きにきたなというイメージの強いスペックでした。CTの部分を強化すると、目押しができない人にはその分厳しくなりすぎるという配慮もあったと推測されます。推測されますが、目押しがそれなりにできる人のみに絞って作るべきだったんじゃないかなぁ。

 これは新機軸のスペックが世に出る時によく見かける間違った方針になりますね。成功するにせよ、失敗するにせよ、こういうのはまず突き抜けた方が良い結果をもたらすことが多いのです。ここは明確に下手を打ったなと感じで、かようにインパクトに欠ける存在ではあったため、もちろん短命に終わりました…が、ネットはこの後もCT機を精力的に出して、面白いものを作ってくれたのでチャラと評価して良いでしょう。

 否!思い出したぞ。クロスくんは低確率(1/1260)でバケを搭載しているんですよね。そこで、CTの仕様を思い出してください。CTというヤツは純増分をあらかた取り終えるとゲーム数を限界まで引き延ばすために、純増分を維持する区間ができてしまいます。そこでバケに当選すると、バケを揃えた15枚で純増上限を超えてパンクするんじゃなかったっけ?

 で、バケを揃えるまでに敢えて減らしてもアウトだったと(なお、バケの当選自体は終了条件に含まれていないので、パンクした場合は枚数となる)。何故キミはバケを持って生まれてしまったんだい? と、CTに入ってもイマイチ気持ち良くなれない時点で残尿機種になってしまう運命だったかもしれません。

赤7の連打は全く起きなかったよ…

 そして、後者は通称「マンクラ」と呼ばれるほどにCT機の代名詞的存在となる人気を集めました。愛称で呼ばれるということはそれだけ世の支持があるということですからね。CT突入率は同じく1/2ながら、純増200枚+継続99GとほぼCTの限界まで攻めていて、設定6は目押しができれば130%オーバーとも140%オーバーとも言われるほどのエクストラ仕様。

 これで人気にならないという方が難しいわけですが、操作性激悪の筐体が致命傷。CT中に要する目押し労力を考えるとしんど過ぎましたね。んで、そのハードさ(筐体のハードと難易度のハードを掛けた高度なダジャレ)に気づかれるというか、悪評が飛び交うようになってから下火になりした。設定6なのに頻発するメダル詰まりとなかなか利いてくれないストップボタンのせいで満足に打てないといったトラブルの連打により、プレイを断念する事態にもなったくらいなので。あと、設定1におけるCT確定の赤7ビッグは40%くらいだったよね? おじさんは今でも疑っているよ。正直に言ってごらん?

 そんなこんなで、筐体の操作性がまともなら回胴史に残るマシンに選ばれてもおかしくなかったマンクラですが、非CT中、即ち通常時のリール制御はなかなかのもの。一度、ごくノーマルのAタイプのスペックで打ってみたかったですね。

ゴトロニ

ゴトロニ

神奈川県横浜市出身。大学時代にこじらせた回胴愛を武器に、ショッカーという名のデータ採り要員として攻略誌業界入り。その後、パチスロメーカー勤務を挟み、再度リングインするという特異な経歴を持つが、これといった目覚ましい活躍は見せないまま現在に至る。パチンコ・パチスロ以外では猫と競馬・競輪・オート、株、為替FXにもドップリで毎日眠れない日々を送っている。

Twitter:@GotoroniXX

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