販売台数62万台『パチスロ北斗の拳』など数々の名機を創造したサミー その歴史探訪動画が話題
4号機時代には『獣王』で爆裂AT機ブームを牽引し、『パチスロ北斗の拳』では約62万台という歴史的大ヒットを記録。近年も『スマスロ北斗の拳』でスマスロの存在を世に知らしめるなど、長きに渡ってトップブランドに君臨するサミーの創業は1975年のことだった。
当初は『アレンジボール』の製造がメイン
先日アップされたパチンコ・パチスロ系YouTubeチャンネル「ぱち馬鹿っ!!」内の動画によると、豆腐店がルーツの同社は当初、『アレンジボール』の製造がメイン。アレンジボールとはメダルで遊ぶ遊技機のひとつで、メダル1枚で1ゲーム16発、1~16まである下のポケットに玉が入れば盤面中央の当該ランプが点灯→その点灯した配列に応じてコインが払い出されるゲーム性だ。
当時は藤商事、太陽電子と共にアレンジボールの三大名門メーカーに挙げられたほど。同時に、同社は麻雀をモチーフとした『雀球』の製造にも注力し、この雀球は社名がサミー工業からサミーへ変更した後も、たびたびリリースされている。
記念すべき第1弾は『ゴールデンスター』
一方、同社はスロットマシンにも早い段階から参入しており、記念すべき第1弾は『ゴールデンスター』。箱型スロット、いわゆるパチスロの登場後は『エンパイア』『チャンピオン』『フラッシュクイーン』の3機種を製造した。
これら3機種はリールに合わせてアームが付けられた前面ガラスや、ラチェット式の右レバーなどが特徴的。地域によってレートや営業形態がバラバラだったことからスペックの違う3機種をリリースしたそうで、全国的に最もヒットしたのは『エンパイア』とされている。
貯金バージョンの裏モノも誕生
新風営法が施行された1985年には、1号機として『ナイアガラ』を発売。「投入枚数3,700枚をひと区切り(ブロック)として、その範囲内でビッグとREGの発生回数があらかじめ決められている」という「ブロック方式」を採用したボーナス抽選システムが最大のウリで、このブロック方式で連チャンやハマリを演出していた。
2号機時代には、小役の集中役「フルーツ」に5パターンの継続ゲーム数を設けた『アペックス301』、その攻略法対策機の『アペックス301 EX』、フルーツ搭載&ビッグ偏向型の『キューティーフルーツS』を輩出。『キューティーフルーツS』に関しては、後に「36段階設定」が可能な吸い込み貯金バージョンの裏モノも誕生した。
そんな中、同社は提携先のメーカーがリリースした1つのマシンで一大センセーションを巻き起こすことになる。そのマシンとは一体、なんなのか。興味のある方は、是非とも当動画をチェックしていただきたい。
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