独自で攻略法を研究、編集部を一週間でクビ!? 伝説の誌上プロの半生に迫る動画が話題!
かつて、秋山宏一という伝説の誌上プロが存在した。黎明期のパチンコ必勝ガイド及びパチスロ必勝ガイド、そこで活躍した秋山氏は茨城県の出身。学生時代にパチンコ・パチスロを覚えたという。
パチンコ・パチスロ系YouTubeチャンネル「ぱち馬鹿っ!!」内の動画「アニかつ回胴偉人伝」によると、秋山氏は元来の数学好き。今のように攻略系の媒体が無い中、自ら攻略に没頭したそうだ。
目的は「勝つこと」ではなくて「攻略すること」
例えばオリンピアの1.5号機『ニュースターダストⅡ』。本機は一般的な「差枚数吸い込み方式」に加えて、設定をわかりにくくするために「闇天井」が設けられていたものの、秋山氏はアルバイト代を全てつぎ込み、これを発見。目立たぬよう、コソコソと天井狙いをしていたという。
だが、あくまで目的は「勝つこと」ではなくて「攻略すること」。秋山氏は、その熱意を買われてパチンコ必勝ガイドに採用されたが、編集部員になる=パチンコを打ち続けられると勘違いをし、一週間でクビを言い渡されたそうだ。
ただ、もちろん適当にパチンコを打っていたわけではなく、当時、流行っていた保留玉連チャンデジパチの攻略法を研究。それを知った誌上プロ・石橋達也氏が編集長に直談判し、同じく誌上プロとしてデビューすることになったという。
その後、パチンコ必勝ガイドの増刊として隔月でパチスロ必勝ガイドが創刊され、秋山氏は同誌で「13時間デスマッチ」をスタート。看板ライターとして人気を博すも、当時、攻略誌はホールやメーカーから目の敵にされていたこともあり、「ライター=プロ」とみなされてホールでは苦労が絶えなかったそうだ。
1993年に引退。コンピューターソフトの製作に携わるも…
いろいろな意味でライターとして露出。動画のナビゲーター・アニマルかつみ氏が推察したように「段々、やっぱりしんどくなってきた」「必勝ガイドでのお仕事をやり切った感があった」「時代が変わってきた」のか、秋山氏はアニマルかつみ氏がライターとしてデビューした翌年の1993年に引退。他の雑誌、新創刊された雑誌の仕事をする傍ら、コンピューターソフトの製作に携わるも、「直前でポシャった」ことでショックを受け、「メニエール病」を患ってしまったという。
メニエール病とは、体の平衡感覚を司る耳の奥の内耳にリンパ液が溜まることで生じる病気。「座っていてもめまいが起こる」状態だったそうで、リハビリを兼ねて塾講師を始めたそうだ。
そんな中、2014年に秋山氏とアニマルかつみ氏は再会。そこで、アニマルかつみ氏は秋山氏が目指す「次の仕事」を明かされたという。その仕事とは一体、なんなのか。伝説の誌上プロの半生は、一見の価値ありだ。