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「特別な日」と認識されるようになった直近20年間。その戦績は?【ドラゴン広石『青春と思い出のパチスロと、しばしばパチンコ』第92話:7月7日は特別な日】

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ドラゴン広石コラム『青春と思い出のパチスロと、しばしばパチンコ』
ドラゴン広石コラム『青春と思い出のパチスロと、しばしばパチンコ』

第92話 7月7日は特別な日

 先週の土曜日(7月6日)は、伝説の誌上プロ・田山幸憲さんの合同お墓参りでした。毎年この合同お墓参りが行われる日は、多くのパチンコ&パチスロライターさんがSNSで集合写真をアップしたりして盛り上がるのですが、今年は日程的に参加できない人がかなり居たため、代表者である末井昭さん(元パチンコ必勝ガイド編集長)が献杯の音頭を取った写真のみが拡散されました。

綺麗に掃除された田山さんの墓前で献杯する末井さん。対面では約30人のお墓参り勢が同じく献杯しています。(写真は末井さんのXより)
綺麗に掃除された田山さんの墓前で献杯する末井さん。対面では約30人のお墓参り勢が同じく献杯しています。(写真は末井さんのXより)

 ちなみに、私も田山さんの命日である7月4日(ナナシーの日)に、こんなイラストをXに投稿しました。
ドラゴン広石『青春と思い出のパチスロと、しばしばパチンコ』第92話:7月7日は特別な日 これは「田山幸憲パチプロ日記 before」の扉絵の1枚です。この作品は、田山さんが執筆されて「パチンコ必勝ガイド」に掲載された「パチプロ日記」というコラム(田山さんご自身のパチンコ稼働日記)を、文筆家の橋野健志郎先生が脚本に起こし、漫画家の伊賀和洋先生が作画した、いわゆる劇画版パチプロ日記です。当初は「漫画パチンカー」(ガイドワークス/刊)誌上で連載され、後に単行本にまとめられました。

 でもって、この扉絵はガイドワークスが社屋移転した際、私がご挨拶にうかがったパチンカー編集部で額装して保管されていたものです。他にも著名な漫画家先生のカラー原稿などがたくさんありました。

 通常、雑誌に掲載済みの原稿は執筆者の先生に返却するものと私は思っていたのですが、中には「返却は不要だからそちらで処分してください」と仰る方もおられるとのこと。個人的にはすげぇ意外だったんですが、お陰で写メに収めることを許可して頂きました(常識の範囲でSNSに投稿することも含めて)。

 ところで、今回のお墓参りでライターさんの参加者が例年より少なかったのは、その翌日が7月7日…つまり、パチンコ&パチスロ業界で最もアツいとされる特別な日であり、来店取材の前乗りで地方に飛んでいたのが主な原因です。

 まぁ、そんな中でもライターのしのけんさんは仙台に前乗りする前にお墓参りに参加してくれましたが(他のメンバーは、いわゆる「暗黙の了解の時間」という名の飲み会まで参加)、翌朝がホテルを6時出発という厳しいスケジュールに追われてすげぇ大変だったと思います。来店当日に高設定をツモれてたら良いんですけどね…。

 というわけで、今回のコラムはここからが本題です。

 前述したように、現在はパチンコ&パチスロプレイヤーの間で「7月7日は特別な日」という認識が広く浸透しています。もちろんこれは、打ち手にとって「7のゾロ目は縁起が良い」からに他なりませんが、果たして7月7日って勝てるんでしょうかね?

 いや、実際に10割を超える営業を行っているホールがたくさんあるのは知っています。大手法人さんにとって、年に一度の特別なゾロ目の日は出玉を見せつけるのに最高のタイミングであり、上手くいけば近隣のライバル店から新規客を奪うこともあるでしょう。だけど世の中には運転資金が潤沢でないホールさんも当然あるわけでして…。

 そう思い立って、私自身の7月7日の勝敗をまとめてみました。サンプルとしたのは同日が「特別な日」と認識されるようになった直近20年間。果たして、その戦績は?

■勝つことを最優先するなら…

2005年 都内某店「祭の達人」+66.5K
2006年 実戦なし
2007年 都内某店「青ドン」+3K
2008年 千葉某店「CR銀河鉄道999」-24K
2009年 千葉某店「俺の名はルパン三世」+30.5K
2010年 千葉某店「蒼天の拳」-34K
2011年 千葉某店「スカイラブ3」-59.5K
2012年 千葉某店「めぞん一刻~夏色の風と」-38K
2013年 実戦なし
2014年 千葉某店「パチスロ鉄拳3rd」-37.5K
2015年 千葉某店「ハナビ」+15K
2016年 千葉某店「バジリスク絆」-21K
2017年 千葉某店「初代まどマギ」+17K
2018年 千葉某店「初代まどマギ」+69.5K
2019年 千葉某店「まどマギ2」+3.5K
2020年 千葉某店「ディスクアップ」-17.5K
2021年 千葉某店「新ハナビ」-15K
2022年 千葉某店「S犬夜叉」-29K
2023年 実戦なし
2024年 実戦なし

トータル 16戦 6勝10敗
収支 マイナス 7万500円

 なんや、負けとるやないけ! …って、もちろんこれは私の場合です。私は基本的に居心地の良いホールで「好きな機種をまったりと打つ」ことが好きなので、必ずしも世間一般でいう「特別な日」なわけじゃありませんが、今年の7月7日(日曜日)にいつものホームグラウンドを覗いてみると、普段は日曜日でも稼働率が4割に満たないパチスロのシマが、正午の時点でなんと9割以上だったので(特にスマスロ北斗の拳は100%稼働)、打ち手はみんな「特別な日」の出玉に期待してるんだと思います。

 こんな偏った個人サンプルだけでどうのこうの言うのはやや強引ですが、皆さんも「特別な日」の勝率&収支を一度振り返ってみたらどうでしょう? 十分な結果を残している人や、お祭り騒ぎの雰囲気を楽しみたい人は、特に問題ありません。しかし、勝つことを最優先するなら、店選びを考え直した方が良いでしょう。

 エンジョイ勢と揶揄される私が言うのもアレですが、パチスロという遊技は店選びが勝敗を占う最重要要素なんですよ。

 くしくも、来年の「特別な日」は令和7年7月7日。おそらく、パチンコ&パチスロ史上で最も盛り上がる特別な日だと思うので、今の内から入念な準備をするのがよろしいかと。

ドラゴン広石

ドラゴン広石

ドラゴン広石(昭和38年12月生まれ)
平成7年に白夜書房「パチンコ必勝ガイド」編集部の門を叩き、パチスロの知識と経験、目押し力を買われて「パチスロ必勝ガイド」のライターに採用された。リアルタイムで「パチスロ0号機」を遊技した経験を持つ、唯一のパチスロライターである。令和4年現在でライター歴は27年。代表作に「枠上人生」、「浮草家計簿」(連載中)、「回胴絶景」(連載中)など。1日の最大勝ち額~プラス41万3千円(クラブロデオT)、1日の最大負け額~マイナス12万9千円(初代・北斗の拳)。

Twitter:@dragon_hiroishi

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