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サッカーW杯にパチンコ「17万」勝ち! 勝負師・ロベルト竜馬の「一撃」伝説に驚愕!!

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 私「ロベルト竜馬」が紹介する実戦は、パチスロ機との奮闘が大半である。自身が相棒と呼ぶ『GODシリーズ』を筆頭に、新台や人気機種などとのアツい勝負を紹介してきた。

 しかし私は元々パチンカーであり、当然ながら今も現役である。『北斗シリーズ』や『海シリーズ』など王道はもちろん、『一騎当千』『麻雀物語』などの萌え系は大好きで1日を費やして遊技することも珍しくはないのだ。

 そんなパチンコの中でも「特別な思い入れ」を持つ機種が存在する。

 2010年の南アフリカW杯開催中のアノ日……。私と”激闘”を繰り広げた『CRスーパー海物語IN沖縄 桜マックス』(三洋)のことは忘れることができない。

 国民的パチンコ『海物語』初のST機として登場した『CRスーパー海物語IN沖縄 桜バージョン』。ST用に搭載された新たな演出群は大きな見どころだった。残り10回転からは「カウントダウンモード」に突入する。「マンボウ予告」「マンボウ変化予告」という専用演出にアツくなったものだ。

 スペックは3種類が存在しており、私は最も高い破壊力を誇る『桜マックス』を好んで打っていた。大当たり確率1/398.5の『マックス』は、大当り後は71回転の確変に突入。その継続期待度は「約82%」と非常に高い数値を誇っていたのだ。

 大当たり確率のキツさを敬遠する人間も多かったが、私はまったく気にしていなかった。私の信念は「ヒキが強ければ勝てる」の一点のみ。大好きな『海物語シリーズ』に破壊力が加わった点を喜んでいたくらいである。

 しかし『マックス』との相性は最悪だった。もちろん勝利したことはあるが、自慢のヒキを炸裂させての完勝は一度としてなかったのだ。

 打ち続けるも敗北が続く……。「もう追うのをやめようか?」そのような考えが生まれ出していたのだが、日本VSオランダの試合が開催されたアノ日に”事件”は起こった。

 忘れもしない2010年6月19日W杯グループリーグ第2戦。優勝候補オランダとの大一番に日本中の視線は釘付けだった。当然ながら我々も同様だ。その日は試合放送する飲み屋に集まり、観戦する予定だった。

 ただキックオフは20時30分。「前哨戦をしておこう」と友人I氏が提案する。彼は何事にも関連付けて「パチンコを打つ理由」を見つける男。我々は間違いなくヘビーユーザーだが、自分の意志ではなく彼の誘導によってホールへ向かうことが多い。

 この日も「よし。勝って勢いをつけよう!」と誘われるがままホールへ直行。あくまでも「日本の勝利のため」という目的を持って、パチンコ・パチスロへ散らばっていったのだった。

 言うまでもなく「勝ち」が求められた戦いだ。監督I氏からは「得意機種で勝負」との作戦が発表されていた。しかし、どうしても『桜マックス』が打ちたい。現在は13時。キックオフまでは時間がある……。

「3000円だけ。そこから軌道修正すれば問題ない」

 誘惑に負けた私は連敗中の『桜マックス』に座ってしまったのだ。その姿を見た仲間から「得意機種じゃねーだろ」「負けまくっている機種じゃねーか」と非難の声が飛び交う。

 そんな声を無視し貸出ボタンを押しハンドルを回す。「3000円だけだから。3000円だけだから」と言い訳を始めた時だった。「リーチ!」との声が台から響き渡る。ご存知の通り『海シリーズ』は「魚群が出現すれば激アツ」というシンプルな演出が最大の特徴だ。

「ここで当てれば文句は言われない」そう考えた私は必死で魚群の出現を願ったのだが、そんなに都合よく現れるものではない。それだけではなく泡もなし……。残念ながらノーマルリーチが出ただけだった。

 他の機種と比べノーマルでも期待できるのが『海シリーズ』の魅力ではあるが、さすがに頻繁に当たるわけではない。気にすることもなく、次の回転に期待していたのだが……。

――キュキュキュイーン!! ――

 神は私を見捨てなかった。桜フラッシュ炸裂で大当たり確定! 渾身のガッツポーズが出る。わずか500円でヒット。自慢のヒキが炸裂したと言っていいだろう!久々の当たりにニヤつきが止まらない。何よりも『桜マックス』を続けられる理由ができたことが嬉しかった。

 もちろん「STをアッサリ駆け抜けて終了」という結末も十分にある。むしろ、そのような経験が多いからこそ敗戦が続いているのだ。しかし500円で引けた強みはある。単発であってもプラスで終えられるのだ。

 余裕を持ってSTへ臨めたのが良かったのだろうか……。この日の『桜マックス』は、これまでの「うっぷんを晴らす」大爆発を見せてくれたのだった。

 STに入ると早い回転数で当たりを量産。今回のような「時間が決められた実戦」においては理想的な展開だ。出玉も7Rに偏ることなく14R・16Rも出現し、順調に「1万発……2万発」と増え続けていった。

『桜バージョン』最高の破壊力を堪能する時間は”至福”そのもの。本当に諦めなくて良かった。負け続けても自分のヒキを信じて、追い続けてきて本当に良かったと心から思えたのだ。

 しかし、この幻想的な世界に酔いしれる時間は永遠ではなかった。徐々に焦りが生まれてくる。19時を過ぎても勢いが収まる気配がない。日本VSオランダを観戦する飲み屋への集合時間は20時。ココから目的地まで30分は掛かるため、本当ならばもう遊技を終了させなくてはならない。

 私は諦めた。「今日のヒキならば閉店まで終わらないだろう」そう確信せざるを得なかったのである。それほどまでに私の勢いは手がつけられないものだった。仲間には謝罪し5000円を渡した。「俺の分まで応援を頼む。これで勝利の美酒を飲んでくれ」と――。

 仲間たちは私の渡した5000円を握りしめ慌てて駅へと向かって行った。私だって皆で日本VSオランダを観戦したい。ただ心を鬼にして……今日は『桜マックス』と心中することを決めたのだった。「歴史に残る戦いにしよう。目指せ10万発だ!」そんな強い思いと共に遊技を再開したのだった。

 しかし、強い欲望に支配されている時ほど結果は付いてこないもの……。調子に乗って欲を出した瞬間に、魔法は解けてしまったのだろう。10万発を目指し打ち出した数十分後には、連チャンが終了してしまったのである。

 終了時間は19時26分、出玉は4万3567発。10万発には全く届かなかったが、投資は500円しか使っていない。一撃「17万円」超えは新記録である。しかもギリギリ日本VSオランダ戦へ間に合うという、ある意味「最高の実戦」とも言えるだろう。

 日本代表が惜しくも0-1で負けてしまったことは本当に残念だったが、私にとっては忘れることのできない特別な1日だ。当たりを射止めた時の興奮や感動・大連チャンする優越感・時間に追われる恐怖など、パチンコの醍醐味を存分に堪能することができた。

 生涯のベストバウトとも呼べる激闘を演じてくれた『CRスーパー海物語IN沖縄 桜マックス』は、私の相棒『GODシリーズ』にも負けぬ愛すべき名機である。
(文=ロベルト竜馬)

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