パチスロ狂い「家スロ」所有者同士が語る！ 「クレージー」「ドン引き」他人にどう思われようとも「決して挫けない」……悲しきスロッター達

「我が楽園」

　 パチスロ5.5号機の販売が先月で終了。最も期待された新台『北斗の拳 新伝説創造』は目覚ましい活躍を魅せることができなかった。また、苦戦を続ける昨今の新機種に、「パチスロ」への “モチベーション”は下がる一方である。

　そのせいか身体に異常が見られ、「よく物を落とす」など手がおぼつかないことが多くなった。その旨を数少ない「家スロ」保有者に相談した所、当然の如く「家スロを打てば良いのでは」との回答が。その手があったかと今さらながら感心はしたものの、「家スロ」にも残念ながら”デメリット”はあるのだ……。

　そこで今回は、所有者同士だからこそ共感できる「苦悩」「問題点」など、他ではなかなか聞くことができないレアな「家スロ」談義をお聞き頂きたい。

「山崎」：家スロの魅力といえば、ホールでは滅多に味わえない「設定6」の出玉感や「好きな演出を堪能できる」など多くのメリットがありますよね。一方、「家スロ」のデメリットとはなんでしょうかね？

「友人A」：「音」が一番のネックです。スピーカーから出るBGM音は、イヤホンから出力する対策方法がありますが、「リール音」の対策は大変難しいです……。メーカーによってうるささが大きく異なりますからね。

「山崎」： リール音はどうしようもないですね……。私が所有している実機のメーカーは、「サミー」「ユニバーサル」「オーイズミ」などですが、リール音で特に悩んだことはありません。リール音で一番困ったメーカーはなんでしょうか？

「友人A」：これはダントツで「山佐」です。5号機初期のバイオハザードなどのリールが４つある「４thリール」や「モンキーターン」などの筐体は、ダントツでうるさいですね。例えるなら「数十年前の掃除機」のような爆音……。夜寝静まった時間に打てば、騒音トラブルになり兼ねないレベルです。

「山崎」：掃除機の音……。静寂な時間帯に打つことは不可能ですね……。最近では、役物の大きな進化で、メイン液晶とは別にスマートフォンのような「可動式の液晶」も登場するなど悩みのタネは増える一方ですよ。家スロ所有自体になにか言われたことはありませんか？

「友人B」：勿論ありますよ。同じパチスロ愛好家にですら「クレージー」と言われる始末です。パチスロを知らない人には決して言えないですね……。ただ、一度所有してしまうと案外大したことないと思うのですよ。値段は安くて「1万円前後」ですし、ネット販売を駆使すれば気軽に購入出来ますからね。

「山崎」：私も同じく「家スロ」の写真を見せると、誰もが驚愕した表情を見せますよ。「笑い」と「ドン引き」した表情をともに……。そういえば、お互い実家にパチスロを置いていますが、ご家族には何か言われなかったですか？

「友人B」：特に言われませんでした。むしろ母親が私の部屋で勝手にパチスロを打っていた姿には愕然としましたね……。全くの未経験者ですよ。やり方は少し教えましたが、まさか一人で楽しむとは……

「山崎」：理解のあるご家族で羨ましいです……。私の家では「そんな産業廃棄物捨てろ」「虫酸が走る」などボロクソに言われましたよ……。それでもめげずに台数を増やしましたが。「家スロ」を全否定されましたが、これが一般的な感覚なのでしょうね。

「友人B」：一般的には相当「クレージー」な行為だと思いますよ。ただ、他人にどう思われようとも、また様々な困難が待ち受けようとも「家スロ」から手を引くことはないです。それが一度でも「家スロ」を所有してしまったスロッターの宿命ですから……。

　熱烈なスロッターでも”家にスロットを置く”という考えには至らないだろう。多くの人間が「家スロ」所有に対し、「正気の沙汰ではない」と感じるはずだ。しかし、「家スロ」所有者からすれば、「少し大きいゲーム機」もっといえば「相棒」のような存在なのである。

　こうして「家スロ」を回しながらパチスロ談義で盛り上がるのであった……。
（文＝回胴ジャンキー山崎）