パチスロ11月新台まさかの「高評価」！ 懸念される「デメリット」完全克服!?

　ついに登場するパチスロ5.9号機。指示機能（押し順ナビ）が開始された時点から「最大1500G」で終了、ハマりG数保証である「天井機能」が搭載されている機種が見受けられないなど”不安要素”ばかり取り上げられている印象ですが……。

　5.9号機には現行機にはない”強み”もあると宣言！ パチスロ台の「開発」出身者「林先生（仮名）」が、11月に登場する新台の「魅力」に迫ります!!

人気シリーズ最新作に大注目！ 5.9号機のデメリットを完全克服!?

「コナミアミューズメントHP」より

『戦国コレクション3』（KPE）11月20日導入予定

「推薦理由」

　新基準5.9号機の中で最も注目しているのは、長期稼働を誇る人気シリーズ『戦国コレクション』の最新作ですね。

　ボーナス込みで純増約2枚。リアルボーナス+ARTというスペックで、ボーナス経由、CZ経由でシナリオ管理型ART「戦コレ劇場」を目指していく仕様です。

　そんなARTは1話を前編20G、後編20G、完結編5Gの45Gで構成されています。「継続率＋セット数」ストックタイプという形になっており、全8話でエンディング到達。エンディングを3回迎えると、ARTが終了するという仕組みですね。

　有利区間が最大1500ゲームまでとされ、一撃性に制限がある5.9号機でのART機の開発は不安視されていましたが……『戦コレ』であれば”アリ”なのではないかというのが私の意見です。

　お馴染みのシナリオ管理型ARTは、5.9号機の出玉性能のデメリットを上手く補っていると思いますね。ARTのシナリオ推測要素も健在ですし、「シナリオを推測しつつエンディングを目指す」という『戦コレ』の醍醐味を堪能しながら楽しめるでしょう。特に違和感なく、これまでと同じ感覚でプレイできると思いますね。

　出玉感に関しても、発生すれば一発でエンディング3回が確定するプレミアムボーナスや、終日実戦時における2000枚オーバーの発生率が65％以上になっているなど一撃性もある印象です。

　特に2000枚オーバーの発生率に関しては、設定1での数値ですからね。ポテンシャルは高いと言えるのではないでしょうか。これまでのような「事故待ち」というスタイルではなく、効率的にまとまった出玉を獲得できる点が支持される可能性は十分にあると思います。

伝統のリーチ目が輝く!? 古さと新しさが面白い！

「山佐HP」より

『ニューパルサーSPII』（山佐）11月6日導入予定

「推薦理由」

　山佐さんをパチスロ界の頂点へ導いた『パルサー』が5.9号機として登場。今作は『ニューパルサーSP』の正統後継機となっています。

　前作はリーチ目主体の「ノーマルモード」と告知演出が楽しめる「フラッシュモード」がありましたが、今回は「ドットモード」がプラスされ3つのモードが搭載されています。

　モード共通の演出として「カエルタッチ機能」は注目です。筐体上部のカエルはタッチセンサーになっていて、タッチしてスペシャルフラッシュが発生するとボーナス確定となります。怪しい出目などが出た際の答え合わせのような役割もしてくれるので、誰でも安心して遊技できます。

　またBIGとREGの2種類となるボーナス消化中も技術介入要素はないので、初心者でも安心して遊べる点も大きいですね。パチスロの今後を考えた際に、「打ち手を選ばない仕様」という点は重要なポイントなのかもしれません。

　他にもバウンドスタートやリール始動矛盾など演出バリエーションが増えている点や、リプレイ重複が加わっているなど新しい要素が満載です。これまでの『ニューパル』とは違う楽しみ方ができるのではないでしょうか。

　今後登場するARTに期待していないホールは、Aタイプを強化していくと思うので重宝されることも考えられます。レンタルプランもあるようですから、予想以上に導入されるかもしれませんね。

　出目重視でリーチ目主体のゲーム性を愛する往年のファンの一部からは、「パルサーらしくない」という声も上がっているようですが、「ノーマルモード」もありますので問題ないような気もします。

　伝統のリーチ目を継承しつつ、歴代シリーズの中で最も多様な楽しみ方ができる仕上がり。「古さの中に新しさもある」「誰でも気軽に楽しめる」という、奥深さを持っている『ニューパルサーSPII』の活躍に期待したいところです。
（文＝編集部）