パチスロ「5号機最後の革命」新機種発表も不安要素大アリ? 獲得枚数「最大100枚差」異例の新スペックも「筐体」敬遠されるわけ
今週導入を迎えた、平和の看板コンテンツ『パチスロ 乙女マスターズ 空を翔る白き軌跡』。これまでの「戦国乙女」シリーズとは一線を画した「ゴルフ」が舞台だ。スペックがボーナス+RTという親しみやすさに加え、その合算確率は設定1でも約1/108と遊びやすさを追求。同社の代表コンテンツらしい活躍を見せている。
ただ、同社の看板機種で忘れてはならないのが、国民的アニメ「ルパン三世」シリーズだ。
これまでパチスロで登場した数は、本家『ルパン三世』やスピンオフ作品『主役は銭形』などを含めると約10機種にも及ぶ。平和を代表する人気コンテンツである。
そんな「ルパン三世」シリーズから今年春、新機種『ルパン三世不二子Type-A+』の導入が決定。気になるスペック面に関し、遊技機販売の総合商社「株式会社ファイブ・プランニング」が詳細を明らかにしている。
3種類のボーナスで構成される本機は、最大402枚を獲得できるSBB、平均獲得枚数が約350枚のNBB、そして103枚の獲得が見込めるRBを搭載。SBB後は必ずRTに突入し、その他ボーナスでもCZ経由でRT突入のチャンスが得られるようだ。
そして最も注目すべきなのは、本機PVで銘打たれている「5号機Aタイプ史上、最後の革命」「Aタイプの新機軸」という点である。
「ボーナスによっては獲得枚数が大幅に変動する仕組みのようです。その出玉幅はなんと100枚弱。技術介入と運が左右するようですが、ここまで出玉幅があるのは”5号機史上初”かもしれません。強いて言うなら、技術介入機で話題を呼んだ『3×3EYES ~聖魔覚醒~』のチャレンジBOUNS中ぐらいです。最低64枚弱、最高で112枚なので50枚程度の振り幅。今回の『不二子』はその2倍ですからね。この数字は驚異的です。
まだどの程度の技術と運が求められるか明らかになっていませんが、注目すべき機種であることは間違いないですね」(記者)
ボーナス獲得枚数が大きく変動する画期的なシステムに加え、平和を代表する人気版権「ルパン三世」シリーズ。パチスロユーザーからの注目は高まるばかりだ。
ただ、重大な懸念要素があることも確かである。同社が数年前から取り入れている「新筐体」が大きく関係しているようだ。
「2015年頃から搭載された新筐体『アタックビジョン』は、大きい映像モニター、下パネルが飛び出す仕様が特徴的です。今回の『不二子』にも搭載されていますが……。
その新筐体の評判はすこぶる悪いですね。特に、ノーマルタイプとの相性を指摘するユーザーは多いです……。リールの大きさが他ノーマル機種より小さいんですよ。ノーマルといえばリーチ目など出目が重要視され、いわば命ともいえる存在。そのリールが小さければ、魅力が半減するのも当然です。『不二子』唯一の不安要素かもしれません」(記者)
実際、同社が昨年販売したシリーズ初のノーマル機『戦国乙女~TYPE-A~』は導入直後から「図柄が見づらい」「ノーマル機としては致命的」とリール面に対する不評が相次ぐ結果となってしまった。
「ルパン三世」シリーズと平和にとって絶対に外すことができない『ルパン三世不二子Type-A+』の行く末はどうなるのか。更なる詳細発表を待ちたいところだ。
(文=編集部)