パチスロ平成の「忘れられない〇〇」エピソード！『ミリオンゴッド』シリーズ奇跡の大逆転も……

　間もなく平成が終わり、新元号「令和」の時代が幕を開けようとしている。

　この平成という時代には、パチンコ・パチスロ共に多くの名機が誕生した。彼らとの闘いの日々は、忘れられない大事な想い出だ。

　ただ、当然ながら良いものばかりではなく……「悔しくて忘れられない」エピソードも存在する。

奇跡の大逆転！「超ヒキ」が炸裂で快進撃も……

　あの日は先輩と朝からホールへ向かい、好きなパチンコ・パチスロ機種を打っていたのだが……「マイナス80本」という、吐き気を感じる結果となっていた。

　その後は共通の知人と食事をする予定だったので、仕方なく実戦を切り上げ店へ向かったのである。しかし、私の中で「この敗戦」を受け止めることができなかった。

――少しでも取り戻したい……

　そう考えた私は、食事会が終わった後にホールへ向かってしまった。すでに20時を過ぎていたが、迷わず『アナザーゴッドハーデス～奪われたZEUSver.～』（ユニバーサルエンターテインメント）へ腰を掛けてしまったのである。

　閉店時間が22時30分という事を考えれば、手を出すのは危険な機種だと思う。何よりも「少しでも取り戻す」という目的であれば、他にいくつでも選択肢はあるだろう。冷静さを失っていたのは間違いない。

　しかし、この時の私は”一撃”にしか活路を見いだせなかったのである。ここまで全く発揮できなかった”ヒキ”の発動に賭けたのだった。「1000円で引けばいいのだ」と――。

　無謀にも思える行動だが……。神は私を見捨てなかった。

　狙い通りにヒキが炸裂！ ここから怒涛の快進撃が始まったのである。あっさりGGを射止めると、何とハーデスで「1000G」を獲得したのだ!!

　これは本当に嬉しかった。「上出来だ。これだけでも取り返せればいい」と心から思ったのだが……。

　蘇った私のヒキは留まるところを知らなかった。誰もが待ち望んでいる”アノ瞬間”が訪れたのである。