パチスロ「現状の深刻さ」を再認識!? ファン離れも目立つ状況…「衝撃の結果」が話題
衝撃的なデータが発表された。パチスロファンが100万人近くも減っているというのだ。
この数字は日本遊技関連事業協会、通称・日遊協が発表した「パチスロプレイヤー調査2020」の調査報告書に拠る。全国で18~79歳の男女を対象にインターネットによる遊技者の動向や志向を把握するために行われた調査で、参加人口や参加率、頻度、満足度をキャッチアップ。
その参加人口の部分で2019年の調査から約94万人の減少となる約716万人となったのだ。しかもこれは、「半年に1回」や「1年以内に経験はあるが、直近半年は経験なし」といったファンも含まれており、「年に1回以上」を参加と規定した数値になっている。
その「直近で半年経験なし」の半休眠層が約130万となかなか大きな派閥となっていたり、月に1~3回・2~3ヵ月に1回といった頻度でパチスロを楽しむ層で60万人以上の減少とライトユーザーの離脱が目立つ印象だ。
ただ、遊ぶ回数が減った原因としては「新型コロナ」の影響が少なくない。感染を注意したり、外出回数が少なくなっていくなかで、自然とパチスロから遠ざかっていくような流れとも言えるだろう。
その一方で、パチスロで遊ばなくなった理由として、「勝ちにくい」「時間がかかる」「おもしろい機種がない」などの遊技機に起因した部分が上昇している傾向も。パチスロが置かれている「現状の深刻さ」もうかがえる印象でもある。
先日発表された「ファンが選ぶパチンコ・パチスロ大賞」では、『バジリスク~甲賀忍法帖~絆2』や『吉宗3』といった機種を抑え、『アイムジャグラーEX』が大賞に輝いたのも示唆的だ。3位の『吉宗3』とは得票率で約2倍の差がついている。
パチンコでいえば5回リミッター時代を彷彿とさせるような悪夢が蘇るが、『ディスクアップ』のような技術介入性の高い機種が人気になるなど、光明も見える。最近では『パチスロひぐらしのなく頃に祭2』が次第に注目を集め、多様性という意味では5回リミッターよりはるかにマシではないだろうか。
メーカーも規則のなかで次々と工夫を凝らした機種を発表している。ユニバーサルの新機種『SLOTアルドノア・ゼロ』は「自力感」も備えた新機軸のゲーム性を持つ注目のマシンだ。
このような日進月歩のメーカー技術力によるサプライズを期待したいところ。6号機のマイナスイメージを払拭した『Re:ゼロから始める異世界生活』のような、現状を打ち破る革新的な機種が登場すれば事態は一気に好転するはずだ。
(文=デニス坂本)
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