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パチスロ「元祖1G連チャン」機!「ボーナスゲーム中にもボーナス抽選」を行った名作【レトロスロット実戦『ワンダーセブンⅡ』編】

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 今回は高砂電器産業(現コナミアミューズメント)の1.5号機『ワンダーセブンⅡ』。

 前回取り上げたのがユニバーサルエンターテインメントの4号機『クランキーコンドル』(1995年)ですが、ワンダーは確か1986年頃の機械でもちろん希少なパチスロ機です。

 その6年後の1992年には4号機が登場していますので1~3号機の時代が如何に早く流れていったのかを物語っていますね。

 前身機は1号機『ワンダーセブン』ですがチェリー抜き攻略が発覚したため、リール制御を修正し差し替えられたのがワンダーセブンⅡという訳です。

 以前取り上げた山佐/日活『プラネット』もそうですが、この時代はこういった不具合等を修正、改良したものがそのまま後継機として『Ⅱ』や『Ⅲ』になるという経緯のパチスロ機が多くあったと思います。

 本機の仕様としてはこの時代の主流であったビッグボーナスとレギュラーボーナスのみでメダルを増やす『Aタイプ』で設定は6段階。吸い込み枚数(1500枚)による天井も備えていたため、やはり天井狙いは有効でした。

 ボーナスを察知する方法はいくつかありますが『スベり』が特徴的でしょうか。現行パチスロ機の最大スベりコマ数は4コマですが、ワンダーは《ズル~っと》5コマもスベります。

 そして最大の特徴は何と言っても1G連チャンでしょう。

 ワンダーはボーナス中にもボーナス抽選を行っているので当選していた場合にはBB中の当選だと1Gで、RB後の当選では18G目に『放出』されるという仕組みで正に1G連チャン、即連チャンの元祖と言えるかも知れません。

 4号機が登場した後に関西で見かけて1度だけ打った事があるのですが、ボーナス察知にパトランプを採用していた店舗も多かったと聞きますので、ボーナス後の1G目はさぞかし気合いが入った事でしょう。その1G目でパトランプが回った時は羨望の眼差しが向けられたと思います。

 ワンダーに限った事ではありませんが、当時のスロッター達が頭上のパトランプをチョイチョイ見ながら遊技している姿が目に浮かびます。

 ちなみにこのパトランプそのものを筐体に埋め込んでしまったのがオリンピアの『南国育ち』等に代表されるパトランプシリーズという訳ですが、当時のパトランプは回るだけで《キュイン》とは鳴りませんでした。

 さて。それではありがたく遊技させて頂きます。

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 木目のアップライト型筐体が時代を感じさせますね。ボーナス中も効果音のみでメロディーは流れませんが逆に時代を感じます。

 操作が乱暴にならない様、慎重に丁寧にレバーを下ろし、ボタンを押します。簡単に壊れちゃいますし、万が一壊れたら部品もありませんので当然ですかね。レトロ台ファンの常識です。

 この時代の筐体は全般的に言える事ですがメダルが入れにくいですね、もちろんクレジット機能もないのでひたすら手入れですし、このワンダーは特に入れにくいんです。

 そう考えると現在のパチスロ機の操作性は素晴らしいですね~。

 それはさておき、今回もまた本当に貴重な体験をさせて頂き感謝です。

(文=電撃しらっち)
<著者プロフィール>
業界歴30年。遊技機販売業など様々な業種を経験し、現在はライターとしての活動にも力を入れている。レトロパチンコ・パチスロの実戦記事や、業界関係者への取材記事も担当。羽根モノや一発台を特集するなど、オールドファンにも響く内容も積極的に作成している。

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