パチスロ『沖ドキ』最新作登場で沖スロ市場に早くも動きが!? 中古相場“急落”でさまざまな憶測も…
左右の華から放たれる強烈な光線で脳みそが焼かれ、その刺激を求めて財布も丸焦げになることもしばしば。“華光”というニックネームを付けるぐらい「ハイビスカス」の魅力に取りつかれている筆者ですが、今後予想される沖スロ市場の“大躍進”が楽しみで仕方ありません。
ご存知の通り、今年6月にリリースされた沖スロAT『チバリヨ‐30』(ネット)は現在もホールで大暴れ中。全国各地で万枚クラスの出玉を吐き出していると話題です。出玉率は設定6で約107%とお世辞にも優秀とは言えない数値ですが、ツボにハマった時の破壊力は6号機トップクラス。実際、現行機種で日本一だと思われる「終日で1万8000枚を記録した」との報告もあるほどです。これだけ出れば、間違いなく脳汁はカラカラの枯渇状態だったでしょうね。
沖スロ好きとしては絶対に打っておきたい一台のひとつですが、残念ながらまだ打てていません。先日の増産で全国各地に導入されるようになりましたが、それでも設置されているホールは限られており、先の爆裂報告を聞いた同士達がこぞって本機を打ち始めていますから、競争率がかなり高くなっている印象です。まあ、設定度外視なら座ること自体はできるでしょうが、一撃性がある=出玉が荒いということですから、正直怖くて気軽に打とうとは思えません。
というのも、沖スロATといえば、革命機『沖ドキ!』(アクロス)が記憶に新しいですが、そんな本機でモードB狙い(スルー狙い)をしていた際、夜から閉店近くまで天国に上がらず、その結果、5号機最高負け額となる11万オーバーを記録した過去があるからです。時間にしてわずか3時間弱、湯水のように消えていく一万円札……。その時の諭吉は単なる紙に過ぎず、なんなら街で配っている無料のティッシュペーパーと変わりありませんでした。
本機はご存知の通り、約23G/50枚の低ベースAT機。それだけに、下振れした時のダメージは尋常ではないのです。沖ドキ愛好家なら、同じような経験をした方も多いことでしょう。
その『沖ドキ!』ですが、初代以降パッとしない状況が続いています。特に6号機でリリースされた『沖ドキ!2-30』は導入当初から稼働率の低さが目につき、なかには台数を減らしているホールもあるぐらいです。一部ファンからは「沖ドキの時代はもう終わり」「チバリヨには勝てない」などと揶揄する声もあるなど、5号機で築き上げたブランドは“崩壊寸前”かと思われましたが……。
そんな『沖ドキ』に新情報が舞い込んできました。パチスロフリークの方ならすでにご存知かと思いますが、つい先日、最新タイトル『沖ドキ!DUO』が検定を通過したんです。
具体的なスぺックはまだ不明ですが、先日公開されたPVによると、王道のモード移行システムをはじめ、「32Gの天国ループ」、「BBの1G連」、「90%ループの超ドキドキモード」といった仕様は、今作にも受け継がれているようです。
また、業界関係者の情報によると、本機は低ベース化を実現した高純増ATとなっており、初当りの軽さは初代と同等クラスとのこと。
やはり『沖ドキ!』といえば、瞬発力のあるゲーム性、それに伴う怒涛のボーナス連が最大のウリですからね。先述したようにボロ負けすることも多々ありますが、そのリスクも本機には必要不可欠な要素だと思っています。
また、そのリスク、すなわち“客側の負け額”はホールにとっても喜ぶべきポイントといえます。資金がなければ、お客さんに還元することはできず、貯金箱である『沖ドキ!』にも設定を入れることができません。そういった意味では、低ベースを実現したと思われる『沖ドキ!』最新作には期待せざるを得ませんよ。救世主『チバリヨ』を超えるような仕上りで、沖スロ界をふたたび盛り上げてほしいですね。
ちなみに、『沖ドキ!DUO』の販売が発表された途端、人気のバロメーターでもある中古価格相場に大きな変化が。最高価格約180万円を記録していた『チバリヨ』が、10月末から一気に値段を落としており、現在の価格は100万円弱(10/30)となっているんです。大暴落した原因はさまざまあると考えられますが、一部の関係者は「新しい沖ドキが販売されるからなのでは」と推測しています。
これも価格暴落の原因のひとつだとすれば、『沖ドキ!』最新作に期待する業界関係者が多いということ。『チバリヨ』を早い段階で売却しておいて、その空いた箇所に『沖ドキ!』を導入するなんてことも考えられるでしょう。
あくまで憶測にすぎませんが、沖スロ市場が盛り上がるならファンとしてこれ以上に嬉しいことはありませんし、「沖ドキ!VSチバリヨ」という“新旧沖スロ対決”が見られるかもしれませんよ。そのような意味でも、『沖ドキ!DUO』のデビューが今から待ち遠しい限りです。
(文=華光パチ助)
<著者プロフィール>
「光り」に心を奪われた快楽主義のフリーライター。当初はジャグラー派だったものの、『沖ドキ!』の登場によってハイビスカスにドハマり。今では『ハナハナ』シリーズ含む完全告知台全般を好んでよく打っている。最新パチンコ機種の新台情報、5号機の昔話や実戦記事などをメインに執筆中。
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