パチンコ「激アツCZ」突入で甘デジ並の確率に!? 期待度が2倍にアップする新世代マシン!!

　2000年代の前半ごろから西陣は1つのタイトルに対しミドル・ライトミドル・甘デジときっちり3スペックをリリースしているイメージがある。その堅実な取り組みが来たるべきライトミドル勃興で結実の時を迎えた。

『モモキュンソード』『織田信奈の野望』『結城友奈は勇者である』の萌えタイトル三部作や『モンキーターン』などライトミドルで良作を量産。地味に激甘仕様のマシンが多く、一部のスペックマニアから最近の西陣のライトミドルは侮れないと注目されているとかいないとか。

　そんな激アツの西陣ライトミドルスペックに登場した新機種『P刀使ノ巫女』も見逃せない一台となっている。大当り確率が1/199.8の1種2種混合機で、初当りの約半分で連チャンモード「大荒魂討伐モード」に突入するオーソドックスなゲーム性だが、いくつも注視すべきポイントが盛り込まれている。

　まずはド本命のRUSH機能。「大荒魂討伐モード」は250回転の時短で、実質次回大当りまで継続するループタイプの連チャンモード。振り分け率が81.25％の「快刀乱麻」を引けばモード継続となるが、18.75％の「最後の一太刀」が選択された場合には残保留1個の引き戻しモードに回る。

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「最後の一太刀」の大当り期待度は約8％と低めだが、ここで大当りすれば100％「大荒魂討伐モード」に復帰する仕様だ。トータル継続率は約83％。大当りの55％が最大出玉となる10ラウンド約1100発と、充実の出玉性能を完備している。

　そしてもうひとつの大きな特徴が、期待度が通常の2倍にアップする特殊モード「絶対領域」だ。この「絶対領域」は初当りでRUSH非突入時に移行する電サポなしモード。大当り確率も変わらないのになぜ期待度が2倍になるかといえば突発時短の抽選が行われるからである。

　大当り1/199.8と同時にC時短と呼ばれる突発時短も抽選されており、その確率が1/199.8。これを合算すると何かしらの当選率が1/99.9と甘デジ並みの確率となる。さらにこの「絶対領域」中の当選では76％が時短250回転の「大荒魂討伐モード」が割り当てられるので、RUSH突入の期待度もアップするのだ。

「絶対領域」の滞在回数は15or30回。大当りもRUSHもチャンスが上昇するまるでパチスロのような激アツモードをパチンコで実現しているのである。30回転で1/99.9を引き当てる確率は約26.1％（15回の場合は約14.0％）、4回に1回はチャンスが巡ってくる。

　また、RUSH突入が濃厚となる遊タイムも搭載し、ネオ時短による新機軸のゲーム性と安定感を備えた次世代パチンコとなっている。

（文=大森町男）

<著者プロフィール>

　羽根物によってパチンコの魅力にとり憑かれ、パチンコ雑誌を製作する編集プロダクションに入社。パチンコに関する記事作りや編集業務に携わる。編集長としてファン雑誌の制作に取り組むなどの経験を活かし、その後は携帯サイトやweb、動画コンテンツなど幅広いパチンコメディアに従事。現在はフリーランスのパチンコライターとして活動。パチMaxを中心に消極的に執筆の場を広げている。