ビタ押しハズシをミスると本気で… 知られざるアニかつ恐妻秘話【アニかつ・濱マモルの回胴酔虎伝Vol.29】
パチスロライター界きっての呑兵衛コンビであるアニマルかつみ氏と濱マモル氏が、ほろ酔い気分であれこれ語り合う「回胴酔虎伝」。
今回も、ゲストのドラゴン広石氏を交えて3名でのトークを繰り広げてもらうわけだが、せっかくなのでいままであまり語られなかったプライベートに関するお話しなどを訊いてみることにしよう。
奥さん同士が仲良し。かつては女子プロのような活動も?
──お二人はともにガイドでのキャリアが長いということで、やはりプライベートでもお付き合いがあるんですよね。
アニ「そうですね。昔はよく、休みの日に連れ打ちしてましたね」
広石「ええ。我々2人に限らず、ガルちゃん(ガル憎氏)とかガイドに入る前の塾長とか、よく打ちに行ってました」
濱「アタシも同じくですね。みんなそれぞれ歳食って家庭持って、仕事も忙しくなって、いまはあまりそういうのは無くなりましたが」
広石「そもそも、アニさんと私の場合、奥さん同士が仲良かったりするんですよね…」
濱「いいじゃないですか。どうして、そんな困った顔するんですか」
広石「だって、言ったことが筒抜けになっちゃうじゃないですか」
アニ「でも、聞かれて困るような話なんて、我々はしてないですよ。たとえば、コッチ(女性)関係のこととか」
広石「いや、まぁ…そうなんですけど。奥さん同士がそれぞれ、旦那のことをどんな風に話してるのか。それが怖いんですよ。嗚呼…」
アニ「確かに。…というか、4号機が全盛だった頃、うちの奥さんと広石さんの奥さんとで、女子プロまがいのことをしてましたよね」
──女子プロ…つまり、「女子のスロプロ」ってことですか。すごいじゃないですか。
広石「よく2人で、連れ立って打ちに行ってましたね。当時は、告知系のイベントも盛んで、そういうのを狙って」
アニ「覚えてます? 『美麗』の6ツモって万枚出した話」
濱「出たっ、『美麗』!! バルテックのお色系パチスロですよね」
広石「そうそう。よくまぁ、そんな台を女性二人でよく打ったもんだと。しかも、その店に1台しかないのを、交替で…ですよ」
アニ「イベントかなにかでしたっけ」
広石「いや、新装初日で『美麗』が入るって聞いて、行ったんですよ。そしたらバラエティコーナーに1台しかなくて。アニさんの奥さんが打つことになって、うちの奥さんは『キャッツアイ』に行って」
濱「初っ端から『美麗』狙いで…ってことですよね。それはすごい」
アニ「めっちゃ激甘な台だったんだよね、『美麗』って。でも、あんなモチーフだから、打つのちょっとためらうんだけど、うちの奥さんは『甘いんでしょ。だったら打つしかないじゃん』ってね」
ビタハズシをミスったら「本気の肘鉄」
広石「考え方がプロですよね。期待値至上主義というか、なんというか…」
アニ「いや、ほんとそう。自分がエンジョイ派なのに対し、奥さんはガチなんですよ。当時、オオハナビとかいっしょに打ってるでしょ。で、こっちがビタハズシをミスったりしたら、本気で『なにやってんの、もー!!』って、なかなかいい肘鉄食らわしてきましたからね」
濱「おニイサンの奥さん、怒ると怖いですからね。氷のような冷たい目をして、無表情で怒りますから。アタシも昔、何度か怒られました」
アニ「二人で泥酔して、いろいろヤラかしたりした時とか…」
濱「…もありますが、みんなで打ちに行った時、アタシがやめたハナビに奥さんが座って、すぐにビッグを引いて。そしたらアタシのところに来て『なにやってんの。リーチ目、置き忘れてたよ』って」
広石「いくらなんでも、それはないでしょ」
濱「ええ。ちゃんと確認してやめましたから」
──すみません、さきほどの『美麗』の話の続きを…。
アニ「…あ、ですね。その日、自分は家で原稿書きしてたんですが、昼頃にメールで『困った。6、ツモったっぽい』って報告があって」
夕方の時点で6000枚。持ち玉そのままで閉店まで打ったら…
濱「いいじゃないですか。なんで困るんですか」
アニ「その日、夕方から後楽園にプロレスを観に行くことになってたんだよ」
濱「ああ。プロレス、好きでしたもんね」
広石「そうなんですよ。で、夕方にうちの奥さんに交替して…もう、その時点で6千枚くらい出てたんですが、持ち玉そのままで閉店まで打ったら万枚突破しちゃったんです」
アニ「話では聞いてたんだけど、『ほんとに激甘なんだなぁ』って、感心しましたよ、『美麗』のこと。でも…なぁ。あのモチーフは、ちょっと…」
濱「バナナなんて、まんま○○○○ですもんね。ま、後継の『~Ⅱ』では、その辺の描写が、いくぶんマイルドにはなりましたけど」
広石「最近は奥さん、打ったりしてるんですか」
アニ「いや~、5号機以降はもう、めっきり。ただ、10年くらい前は『ひぐらしのなく頃に祭』だけは、しつこく打ってましたけどね」
広石「…え、あんな面倒というか難しい台を」
アニ「もともと、チマチマしたことを延々とやってるのが好きみたいなんですよ、パチスロで。とにかく1枚でも損するのがイヤみたいで、ハナビ打ってた頃も、通常時は毎ゲーム手を抜かずに、キッチリDDTやってましたから」
広石「まぁ、女性の方が損得に関してはシビアって言いますからね」
アニ「あと…ね、技術介入性の高い台をひとりで打ってると、やっぱ隣の男性客がチラ見するんですって。で、キッチリやってみせると、感心する表情が横目に見える。それがいちばん、楽しいんですって」
広石「そっちですか。イヤな性格ですね。でも確かに、女性がひとりで打ってて、きっちりハズシとかやってたら、やっぱ見ちゃいますよ」
濱「ですよね。それこそオオハナビの時代なんて、そこまでゴリゴリにやってる女の人って、まだそんなにいませんでしたもん」
広石「いまだと、『超ディスクアッパー選手権』ってあるじゃないですか。アレに挑戦してもらうとか…」
アニ「…ああ。『えー、そんなにもらえるの!! やってみたいー!!』とは言ってましたけどね。人前に出たら途端にアガっちゃうから、たぶん無理っす」
広石「そ、それはもったいない。嗚呼…」
○○○
そんな感じで今回は、アニかつ氏&ドラゴン広石氏のプライベート…というか、二人の奥様方についての知られざるエピソードを披露していただいた。機会があれば、またこの3名に集まっていただき、愉快で楽しいトークを繰り広げていただくことにしよう。
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