【パチスロメーカーの歴史】今後「アノ傑作」を超ヒットメーカーが発売する可能性は？

人気ゲームと共に振り返るパチスロメーカーの歴史

　パチンコ、パチスロとはとても縁の深いテレビゲームの世界。これまでにも沢山の人気ゲームが遊技機としてタイアップ化されており、遊技機開発に関わっているゲームメーカーも少なくありません。

　中でもカプコンのエンターライズやコナミアミューズメントあたりはよく知られたところですが、元々はゲームメーカーから遊技機事業へ参入したパターン。

　エンターの『バイオハザード』や『モンスターハンター』、コナミの『麻雀格闘俱楽部』など、リリースされるタイトルの大半が自社製ゲームのコンテンツというのも当然といったところでしょうか。

　他にもバンダイナムコやコーエーテクモなどが、多くの遊技機開発メーカーへ企画や映像などを開発し提供しております。例えば『北斗の拳』といえばサミーですが、『北斗無双』となると北斗の拳とはまた別で、コーエーテクモのコンテンツになりますからね。

　逆にあまり知られていないかもしれませんが、今やTOPメーカーであるユニバーサルエンターテインメントやサミーなんかもかなり古い頃からゲーム開発に携わっていました。

ユ　ニバーサルだと1980年代にはパチスロ1～2号機の開発販売と並行しつつ積極的にアーケードゲームも開発していますし、サミーもパチスロ事業に参入する前はアレンジボールやクレーンゲーム等を作っていました。

　そんなユニバやサミーがリーディングカンパニーとして走り続ける一方で、残念ながら消えていった遊技機メーカーも少なくないですが…それはゲームメーカーも同様で、数々のヒット作を送り出しながらも時代の波に飲み込まれ消滅したメーカーは沢山あるんですよ。

　その代表格といえばハドソンやジャレコ、データイーストやあたりでしょうか。これよりも知名度は下がるかもしれませんが、コンパイルやテクノスジャパンなども聞き覚えがあるかもしれません。

　これらのメーカーも一度は耳にしたことがあるような人気ゲームを生み出しているのですが、奇しくもその中には遊技機としてデビューしたタイトルも多く存在します。

「アノ傑作」が遊技機として登場する可能性は？

　ハドソンの『ボンバーマン』は5号機時代にサミーからパチスロ化されていますし、『桃太郎電鉄』も同じくサミーからパチンコ＆パチスロ化されております。ファミコン版が大人気だったジャレコの『忍者くん』もトリビーからパチスロ化されました。

　コンパイルの一世を風靡したパズルゲーム『ぷよぷよ』がサミーから、テクノスジャパンの『熱血硬派くにおくん』もパチンコ＆パチスロが販売された過去があります。懐かしいゲームばかりですね。

　データイーストはファミコン時代の『ヘラクレスの栄光』などが有名でしたが、『大都技研』のパートナー会社である『パオン・ディーピー』がライセンスを取得しているので将来的に遊技機としてタイアップ化される可能性はあるのかもしれませんね。

　そうなると上記全てのゲームメーカーが何らかの形でパチンコ業界と関わり、パチンコ、パチスロ化されたというのはある意味で奇跡的ですよね。そういった意味でも本当に切っても切れない遊技機メーカーとゲームメーカーの関係性。

　私もファミコンやスーパーファミコンで遊んだ世代ですが、不思議な縁のようなモノを感じておりますし、最近よく見かけるようになったアーケードゲームとパチスロのコラボイベントも面白いですよね。

　今回はここまでですが、次の機会では意外なパチンコ関連会社が意外な人気ゲームを手掛けていたお話をしたいと思います。