パチンコ「激速爆裂マシン」を想起……「力・技・速」の三拍子揃った「あのモード」を体感せよ!!

■サブカル台『ぱちんこ新鬼武者 狂鬼乱舞』■

　奇妙な感覚になる不思議なパチンコである。

　高継続率の1種2種混合機であるが、セオリー通りの1桁回数で展開する超短時短ではなく、最低でも35回、最高で85回も時短が継続するのである。もう気分はSTなのだ。継続回数が異なる3つのモードにより独特の緊張感とスリリングなゲーム性を味わえるのが良い。

　なぜか「極限ノ刻」「覚醒ノ刻」で当ることが少なく、結局最後の「真蒼剣RUSH」で引っ掛けるパターンが多かったこともあって、終始ドキドキしっぱなし。最高継続となる95％の「極限ノ刻」で落ちたら大ヘコミである。

　少なかったが「極限ノ刻」「覚醒ノ刻」で大当りする場合は即当りメイン。ボタンを押して役物ドーン！　の頭の悪さが最高なのである。

　ちなみに本機は、P機特有のもたつき感もなく消化スピードが抜群に速い。その上、平均すると約90％のループ率となるので爽快感はP機でも屈指である。イメージ的にはあの激速爆裂マシン『CR聖戦士ダンバイン』を想起させるような感じもある。

　このようなノーマルでも刺激的な右打ちRUSHであるが、個人的には「Air-vibモード」を実装するカスタマイズをしてAir-vib発生率をアップさせるとより面白い!　

　変動直後に発生して安心できたり、ダメそうな展開で「ポ、ポ、ポ」と手のひらに風を感じた瞬間の嬉しみといったら。

　このAir-vibの喜びを自分だけが楽しめる『Myジャグラー』的な慎み深さも良いのである。全体的に演出が派手な分、よりいっそう沁みわたる。

　ただ、ひとつだけ。本機では時短の最終回転で強敵との一発勝負が繰り広げられる「ラストバトル」が発生するが、この演出で残保留4回転も含めた当否を示すことになる。