パチンコ「四強」の現在地は!? 「大P機時代」を巡る勢力争いの行方!!
続いて北斗の拳。しばらく継続率特化型と出玉重視型の2軸での戦略を展開。圧倒的なコンテンツのパワーもあり、人気や知名度で高い位置をキープしていたもののマンネリ感から停滞していた時期も。
そんな行き詰まりを打破したのがシリーズのスピンオフマシン、『ぱちんこCR真・北斗無双』である。
ずば抜けた出玉性能と抜群の完成度を誇る演出によって瞬く間に絶大な人気を獲得。登場してから3年以上経過した今でも絶好調な稼働状況を維持し、完全撤去となる2021年1月末までこの勢いは続くであろう。現行機では間違いなく「天下無双」である。
四強の中でも『花の慶次』ほどシリーズを通して高いレベルで人気や稼働を維持した機種もないのではないだろうか。高継続率と出玉感を併せ持つ爆裂性を武器にパチンコ業界を一騎駆け。毎年のように行われる単独タイトルイベントも大盛況で付け入る隙がない。
ただ、ここ一年以上シリーズの新作タイトルを発表しておらず、P機での存在感は不透明だ。
出玉感にこだわりを持つ『慶次』のブランドイメージを考えての「見」ではあろうが、第一線で活躍できていないこの出遅れ、ブランクがどう影響するか、不安もある。
しかしながら、ここにきて前作『CR真・花の慶次2 漆黒の衝撃』が再評価されているという巡り合わせの妙もあり、『慶次』の底力を感じさせる流れとなっている。