パチンコ「爆走」する驚異のマシン!名物メーカーが放つ「激アツ」の昭和感!!【羽根物・名機列伝】
激アツの昭和感。
西陣から登場した『爆走R241羽根物』は若い時分に羽根物を愛好していたおっさんを胸アツにさせたのである。セル絵のセンスや役物の全景、フォルム、シンプルなメイン役物構成、「これぞ羽根物!」といった雰囲気を漂わせる趣のある一台となっていた。
役物の全景はデコトラを正面から捉えた構図になっていて、トラック上部のデコレーションに羽根が組み込まれ、液晶がフロントガラスに見立てられ、西陣のNに翼が生えたようなエンブレムとスリーセブンのナンバープレートが角張った車体に搭載されている。
セル絵にも注目である。黒で統一されたシックな衣装に身をまとった、昔ちょっとヤンチャしてました感をそこはかとなく醸し出すモデル系の美女が向かって右に描かれ、反対側には役物のトラックを正面と捉え、そこから斜めに車体の側面が描かれる構図。そして極めつけが盤面の下で存在感を放つ「爆走全国夢街道」の文字。完璧なのである。
肝心の役物内部はどうなっているかといえば、大小の回転体が2つ横並びで設置され、羽根から入った玉が左に行けば、8つポケットの左回転体で抽選。一方の右に向かえば5つポケットの右回転体で抽選と、侵入ルートによってV入賞率の異なる役物で大当りを狙うゲーム性となっている。
つまり、『レレレ』の役物を2つの回転体に分けたようなものである。ただ、左側の回転体はポケットの配列が不規則だったり、ノーマルルートでも死に玉になることなく回転体へはアプローチしてくれるなどの違いがあった。
なので左ルートでも複数個玉が入賞するとファフナーのようにハズレ穴を塞いでくれるのでチャンスとなるが、役物確率が辛めで見た目よりなかなか当たらない印象であった。また、単発打ち対策だろうか、回転体が不規則に停止する仕組みとなっていて、「これきた!」タイミングでピタッと回転体が止まってしまう不運も発生したのである。坂崎のおっちゃんなら「インチキ、インチキ」いいながら仏像でどつき回されるぞ。
さらに、大当りのラウンド抽選もキマっていた。ラウンドは3、7、16Rの3つあるがどれも「V」で表示されるのである。区別の手段は色。3Rは青、7Rが銀、16Rが金となっている。いや、3R銅にしろや。そもそも「V」は16Rの特権ちゃうんか。こうしたおおらかさがさすがである。わかっている。
ちなみにラウンド振り分けは16R40%、7R・3R30%と16Rが高く設定されていたので、16Rの連打から一気に打ち止めみたいなパターンもわりと発生し、爆走の名に恥じぬ瞬発力をみせて私を驚かせたものである。意外にやるときはやる子であった。
とはいえ、同時期には『チビ太のここで一発』や『CRぱちんこたぬ吉くん』などの強豪が羽根物市場を支配していたのでマイナー感は否めず、ひっそりと消えていったのである。
(文=大森町男)
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