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パチンコ「辛辣な意見」が並ぶ「王者シリーズ」最新作…「その評価」、本当だろうか!?

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 ホットな新台をユーザーの感想を交えつつ掘り下げていくこのコーナー、【激アツ新台実戦JUDGEMENT】。今回のピックアップマシンは、P機初となるライトミドルも用意された100%STマシン、あえて遊タイムは搭載しないスタイルで登場した『海』シリーズ最新作『Pスーパー海物語 IN JAPAN2 金富士』(以下金富士2)だ。

 かなり厳しい評価が並んでいる。「出玉がショボい」「連チャンしない」「演出の煽りがひどい」など言いたい放題である。

 たしかに、出玉面に関してはその印象もうなずける部分は少なくない。最小出玉がミドルなら約600個、ライトミドルに至っては約360個と甘デジを思わせるものとなっている。振り分けもだいたい1/3ほどなので、3Rや4Rに偏れば大惨事である。

 とはいえ、ミドルなら約1500個が35%、約1050個の7Rが35%、ライトミドルでも約1200個と約720個がそれぞれ30%、35%となっているし、75%を超える連チャン率のSTが必ず付いてくることを考えれば、私などは悲観が過ぎるような気もするのである。

 この感想の裏には、初代『金富士』との比較論が介在している。ST継続率は本機より低い65%だが、大当りの半分が約2000発と潤沢な出玉を特徴としている前身機。

 当然、それと比べれば出玉はショボい。この他にも、ライトミドルタイプに関して『大海BLACK』や『桜ライトバージョン』を引き合いに出してあれこれ言う風潮があるが、そんなことを言ってももうすぐCR機は市場からなくなるし、その後はP機しか打てないのである。

 “たまたま”CR機の性能を凌駕するようなP機が登場しているが、規則を鑑みれば、P機の出玉性能がCR機より劣って当然なのである。P機の出玉性能をスタンダードに考えないとまともな評価はできない。

 そのあたりはプレイヤーも自覚的にならないと、その先にあるのはP機よりさらに出玉性能を抑えられた規制という名の地獄。これは歴史が証明しているところでもある。

 しかも、実際的には初当りの期待出玉で簡易版であるが、本機・前作・『大海BLACK』・『桜ライトミドル』を比べると本機が一番出玉があるというデータも目にした。多くの機種情報系サイトでもそういう計算がなされている。印象論で語られていることも往々にしてある。

 ただ、演出面に関しての変容は首肯せざるをえない。もっとも、王者『海物語』にして、新時代に対する適応への過渡期であるといった印象ではある。そもそもパチンコの演出全般が次のフェーズに突入しているようには感じる。

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