パチンコ「新感覚の出玉連鎖」システムをもう1回！「当たらない」ほど「出玉が増える」感動!!

「小当りRUSH」の存在感を決定的に高めた『CRぱちんこGANTZ』。通常の大当りとは異なるシームレスな出玉の増加はパチンカーに新たな興奮を与えることとなったのである。

　ここでもう一度「小当りRUSH」の仕組みや性能を振り返ってみよう。
電チュー入賞によって高確率で抽選される小当りによってアタッカーが頻繁に開放し、少量の出玉を高頻度で発生させて出玉を増加させるシステムとなっている。

　たいていの場合、小当りRUSHは確変の一部として発動するが、その正体は潜伏確変で、規則の網をかいくぐるために電サポを発動しないことが条件となるからである。

　しかし、そのためには電チューを常時開きやすい状態にする必要があり、これが小当りRUSH機で通常時の右打ちに対して激しい警告音が鳴る理由でもある。つまり、通常状態でも右打ちすれば電チューがパカパカ開き大当り抽選が発生するのである。

　電チューが開いて入賞するということは賞球が発生するということであり、左打ちするよりも効率よく大当り抽選を受けられることを意味する。ただ、この問題は通常時における特図2図柄の変動時間をアホみたいに長くする（1回転10分など）ことで対策されている。

　次に性能面。『GANTZ』で見てみると、確変時の大当り確率が約1/75.3で10個賞球。小当り確率が約1/1となっているので小当りRUSH1回で平均750発の増加を見込める。プラス小当りRUSH時は2400発出玉を伴うゲーム性となっているので、一撃3000発オーバーである。

　甘デジ（ライトミドル？）タイプとなる『CRぱちんこGANTZ EXTRA』では、確変時大当り確率が約1/50.2で賞球10個。小当り確率約1/1なので平均500発プラス16ラウンド出玉を加えると約2000発。

　大当り確率が2倍違うなかで、小当りの出玉が250発ほどしか変わらないし、RUSH突入率は同じ30％であれば、遊びやすい『CRぱちんこGANTZ EXTRA』でも充分であると感じるファンも多いはず。

　しかも、最近は甘デジといえども大きく出玉を増やすための最低条件で複数回の大当りが要求される時代である。このトレンドとは真逆の確変中に大当りさせないことで出玉がより増えていく小当りRUSHのハメる楽しみはなかなかに刺激的である。

　また、多くの機種が最上位モード終了すなわち連チャン終了となるケースがほとんどである中で小当りRUSH落ちしても通常の確変でループを狙える安心感も魅力的。仕切り直して再び30％を引き当てるなど、ここでのループからも出玉の上乗せが可能な仕組みにはアツいものがある。

　改めてこの小当りRUSHの立役者の兄弟機『CRぱちんこGANTZ EXTRA』の素晴らしさを再確認するのも乙なものである。

（文＝大森町男）

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