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甘デジ連チャン率が「約72.5%」も魅力!「ピンチはチャンス! 弱点は利点!」…規制マシンはP機時代の寵児となる!!

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 禍福は糾える縄の如しとはよく言ったもので、生きていれば一瞬のうちに評価が反転することがちょいちょいあるであろう。

 ある時、日本屈指の超メジャーな観光スポットに旅行に車で行ったことがある。前日は同じ県内の違う場所に泊まり、そこならナビで今回の旅の目玉となるその観光スポットに出向いたのだが、気がつけば山奥の一本道をひたすら走る事態となっていた。ナビがとんでもないルートを選択したのである。

 はじめて訪れる土地。当然その周辺どころか県内の土地勘はまったくなく、なんかおかしいなと思ったときにはすでに引き返せない状況である。「マジかよ」「これほんとに着くのかよ」「ふざけんな」「あーやられた」「ナビなんか信じるじゃなかった」と車内で散々喚きながらもナビ通りに進むしかない。

 どうやら山をひとつ超えるような裏ルートだったらしく、なんとか目的地に着いたら、正面からの正規ルートが予想を遥かに上回る大渋滞で、結果的にナビのルートによって早く到着することができたのである。今、不幸だ不運だ不遇を託っていると嘆いても、実はまだ途中経過だったりするのである。

 このように立場は状況でマイナスがプラスに変化するパターンはパチンコでも見受けられる。それが『CR花の慶次X~雲のかなたに~』の甘デジバージョンとなる。

 メイン機となる『CR花の慶次X~雲のかなたに~』はいわゆる確変65%規制に対応した機種で、連チャン性能こそ醍醐味となる『慶次』シリーズにおいて、ST継続率が約65%に抑えられたいわば不遇のマシン。

 その甘デジも同じように連チャン性能が抑制されているのだが、P機の時代に突入し今度は最大出玉が16ラウンドから10ラウンド、最大2400発から1500発へと減少していくと、この時期の一発の出玉感は逆に貴重な存在となるのである。

 さらに確変65%規制マシンは継続率が低い分、最大ラウンド比率が高くなっている場合がほとんどなので、1回の大当りに対して重量感のある出玉をより感じられるようになっているのである。

 特に少し大当り確率の低い『CR花の慶次X~雲のかなたに~129Ver.』は右打ち中の大当りの70%が16ラウンドと甘デジらしからぬ出玉感が特徴。しかもST75回と時短25回転の戦モードは継続率約70%と連チャンも期待できる仕様となっている。

 ちなみに、99ver.のほうは16ラウンド比率が26%だが戦モードの連チャン率が約72.5%と高くなっている。どちらか好みのほうでCR確変65%規制の出玉感を味わおう。

(文=大森町男)

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